
Vol.28

野球観戦やキャンプの他にピアノも趣味で楽しんでいるという佐川。「ピアノは小学生のころから始めて、一人暮らしの自宅にはJALカードで買った電子ピアノがあります。弾いている時は悩みから解放されて無心になれるのがいいですね。海外のステイ先でもホテルにピアノが置いてあるところがいくつかあって、即興で弾くこともあるんです」
運航乗務員
佐川貴仁
ステイ先での旅や機内販売の購入にJALカードが活躍
次は知らない土地へ特典航空券で訪れてみたい
現在、副操縦士として国際線の運航業務に就いている佐川貴仁。JALカードは2015年に入社した際に作ったという。
「それまでクレジットカードというものを持っていなかったので、JALカードが初めてのクレジットカードでした。今では普段の買い物でもつかいますし、海外ではパッケージツアーをJALカードで申し込むことが多いです。ロサンゼルスのドジャー・スタジアムへ野球観戦に行った時は、父や母へのお土産もJALカードで購入しました。マイルをためることはあまり意識していないのですが、気付いたらたまっているので『ラッキー!』とうれしくなります」
JALカードを持っていて良かったと思うのは、機内販売を利用する時だとか。
「JALカードで支払うと10%割引になるんです。だから、いろいろと購入していて、特によく買うのは自分でつかう化粧品ですね。消耗品なので定期的に購入しています」
たまったマイルは「JALとっておきの逸品」で商品に交換することが多いという。
「最近、マイルをつかって手に入れたのはトースターです。他のマイルのつかい方は、まだあまり試していないのですが、特典航空券や座席のアップグレード、クーポンなどいろいろな選択肢があるのがいいなと思っています」
佐川が副操縦士となったのは2019年。パイロット候補生として入社後、約1年8カ月のグランドスタッフ勤務を経て、アメリカ・アリゾナ州で行われるパイロット訓練に入った。
「訓練中は2カ月に一度ぐらいのペースで試験があって、そこで2回連続で不合格になってしまうとパイロット適性なしと見なされてしまいます。だから、常に『チャンスは2回しかない』とプレッシャーの中で過ごす日々でした。そんな中で一緒に訓練を受けた仲間の存在は大きかったです。誰かが辛い時は仲間全員で助け合うという暗黙の了解が当たり前のようにあり、何かあっても仲間が手を差し伸べてくれるし、自分も絶対に手を差し伸べるという信頼関係でした。そんな仲間と、訓練の合間によく一緒にキャンプに行っていたのはいい思い出です。訓練していた場所は周りが砂漠地帯で、キャンプできるところはたくさんあったんです。それですっかりハマってしまい、今ではキャンプが趣味のひとつになりました」
訓練の中で特に強い思い出として残っているのは、初めて自分で飛行機を操縦した時だったとか。
「座学を受けてからシミュレーター、3人乗りのプロペラ機の実機に移っていくのですが、いざ実機に乗るとやっぱり緊張するんです。そんな中、横から教官に『今、操縦桿を引くんだ』と言われて、引いたら本当に飛行機が浮きました。あの時の感動は忘れられないですね」
現在は、初めて飛ばしたプロペラ機とは比べものにならないほど大きなジェット機のボーイング777型機に乗務している。
「運航中に、訓練していた場所の上空を飛ぶことがたまにあるのですが、その時に訓練中の無線が入ってくることがあるんです。それを聞くと、『昔ここで必死に訓練やってたなあ』と初心を思い出しつつ、感慨深くなります」
訓練や仕事を通じて、さまざまな国を訪れてきた佐川だが、近い将来、マイルをつかって旅をしてみたいという。
「仕事で訪れた土地だけでなく、まだ行ったことのない土地にもプライベートで訪れてみたいです。その時は特典航空券を利用してみたいですね」
- ※掲載の内容は、2025年2月時点の情報です。
SAGAWA Takahito
2015年入社。伊丹空港(大阪国際空港)にてグランドスタッフとして約1年8カ月の勤務ののち、訓練を経て2019年にボーイング737-800型機の副操縦士に昇格。2022年からはボーイング777-300ER型機に移行し、北米、欧州を中心に担当している。趣味は野球、ピアノ、キャンプ。
ステイ中はパッケージツアーや野球観戦を満喫

「パッケージツアーを申し込んで、いろんなところへ行くのが好きです。1枚目はアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスにあるドジャー・スタジアムです。野球を中学から大学までやっていて、観戦も好きです。今シーズンだけで10試合は観に行ったと思います。2枚目は同じくカリフォルニア州のサンフランシスコ湾に浮かぶアルカトラズ島です。監獄として使われていた島で、当時の不気味な雰囲気を今も残しており、島の周囲の整った風景との対比が面白かったです。3枚目は世界遺産にもなっているフランスのモン・サン=ミシェル。バスで片道5時間ぐらいかけて一人で訪れました。着いてみたら教科書で見たものと同じ、幻想的で厳かな景色が広がっていて感動しました」