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自動車税はクレジットカード払いで賢くおトクに! 支払い方法やポイント付与の有無をわかりやすく解説

自動車税の支払いに、クレジットカードを利用する方が増えています。支払いのために出かける必要がなく、自宅にいながら手続きが完了する手軽さに加え、ポイントやマイルがたまるといったメリットも魅力です。この記事では、クレジットカード払いの具体的な方法や注意点をはじめ、システム利用料の有無や納税証明書の発行についても解説します。

自動車税とは?

自動車税とは、自動車を所有している人に課税される税金のことです。都道府県ごとに課税される地方税で、毎年4月1日時点で車を所有している人に対して請求されます。一般的に納付期限は5月末ごろに設定されており、納めた税金は道路の整備や維持管理などにつかわれます。

税額は、車の用途や排気量によって異なり、排気量が大きいほど税額も高くなります。加えて、平成13年度からは「グリーン化特例」が導入され、環境性能の高い自動車は税率が軽減される一方、新車登録から一定年数を経過した自動車については、環境負荷が高いとみなされ、通常よりも税率が引き上げられます。

■自動車税額一覧(排気量別)

総排気量 営業用(緑ナンバー) 自家用(白ナンバー)令和元年10月1日以後 自家用(白ナンバー)令和元年9月30日以前
1L以下 7,500円 25,000円 29,500円
1L超〜1.5L以下 8,500円 30,500円 34,500円
1.5L超〜2L以下 9,500円 36,000円 39,500円
2L超〜2.5L以下 13,800円 43,500円 45,000円
2.5L超〜3L以下 15,700円 50,000円 51,000円
3L超〜3.5L以下 17,900円 57,000円 58,000円
3.5L超〜4L以下 20,500円 65,500円 66,500円
4L超〜4.5L以下 23,600円 75,500円 76,500円
4.5L超〜6L以下 27,200円 87,000円 88,000円
6L超 40,700円 110,000円 111,000円
電気自動車 7,500円 25,000円 29,500円

引用:東京都主税局「自動車税種別割」
(※)自動車税種別割グリーン化特例の適用を受けない自動車の税率

自動車税をクレジットカードで支払う方法

自動車税は、金融機関やコンビニなどのほか、PCやスマートフォンからクレジットカードをつかって支払うこともできます。なお、東京都のクレジットカード納付は、都税事務所や金融機関、コンビニなどの窓口では利用できず、パソコンやスマートフォンから「地方税お支払サイト」を経由して行います。

対象となるのは、自動車税種別割をはじめとする一部の都税で、納付書に記載された「eL番号」や「確認番号」が必要です。また、納付期限を過ぎるとクレジットカード払いができないため、余裕をもって手続きを行いましょう。

なお、利用できるカードはVISA、Mastercard、JCB、AMERICAN EXPRESSなど主要国際ブランドに対応しています。

■クレジットカード納付の基本的な流れ

1. 「地方税お支払サイト」にアクセス
2. 「eL番号でお支払い」などを選択し、納付書情報を連携
3. 支払い方法で「クレジットカード」を選択
4. メールアドレスを入力し、届いた確認コードを入力
5. 外部決済サイト「F-REGI公金支払い」に移動
6. クレジットカード情報を入力し、決済を完了
7. 入力したメールアドレスに納付完了メールが届いたら手続き完了

システム利用料は税額10,000円まで37円、それ以降は10,000円ごとに75円(いずれも税抜)が加算されます。また、クレジットカード納付では領収証・書の発行はなく、納税証明書も即時発行されない場合があります。納税証明書が急ぎで必要な場合は、窓口やコンビニでの納付がおすすめです。

自動車税をクレジットカードで支払うメリットは?

クレジットカードをつかった自動車税の納付には、ポイントやマイルがたまるなどの金銭的メリットに加え、利便性や柔軟性にも優れた特徴があります。ここでは、代表的なメリットを5つに分けて解説します。

ポイントやマイルがたまる

自動車税の支払いをクレジットカードで行う最大の魅力は、カードのポイントやマイルが積算される点です。通常のショッピングと同じように、納税額に応じて還元が受けられるため、実質的におトクに納税ができます。

たとえばJALカードを利用すれば、税金の支払いでもJALマイルが積算され、マイルをためている方にとっては効率の良い支払い手段となります。特に複数台を所有している人などは、自動車税は年に一度の大きな出費となることが多く、ポイント還元の対象としてもインパクトのある金額になるケースがほとんどです。

ただし、カード会社によってはポイント付与率が通常のお買い物と異なる場合もあるため、事前に自分のカードの条件を確認しておくことが重要です。

現金がなくても支払える

自動車税の納付書が届いたタイミングで、手元にまとまった現金がない…という状況でも、クレジットカードがあればすぐに納税することが可能です。わざわざATMに行く手間や現金を用意する時間を省けるため、忙しい日々のなかでもスムーズに手続きができることが大きな利点です。

また、カードで支払えばその場で現金が減ることはなく、後日、カード会社の引き落とし日にまとめて処理されます。そのため、支払いのタイミングをある程度調整できるのもポイント。給料日や家計のサイクルに合わせて引き落とし時期を見計らえるのは、家計管理をしている方にとってうれしいメリットです。

24時間好きな時に支払える

クレジットカードによる自動車税納付は、オンライン上で完結するため、24時間いつでも手続きが可能です。金融機関やコンビニのように営業時間を気にする必要がなく、忙しい方や平日に時間が取れない方でも、どこからでも好きな時間に納付できるのが大きな魅力です。

スマートフォンやPCから「地方税お支払サイト」にアクセスし、納付書に記載されている番号を入力すれば、その場で支払いを完了できます。深夜や早朝の空き時間、出先で思い出した時などでもすぐに対応できるため、うっかり納付期限を過ぎてしまうリスクも軽減されます。

分割払いで支払える

自動車税は年に一度、まとまった金額が発生するため、家計にとっては負担の大きな出費です。クレジットカードで納付すれば、一括払いだけでなく、カード会社が提供する分割払いやリボ払いを利用して、支払いを複数回に分けることができます。

たとえば、5万円以上の税額が発生した場合でも、3回払いや6回払いにすれば、月々の負担を1万~2万円程度に抑えて計画的に支払うことが可能になります。急な出費が重なった月や、収支のバランスを取りたい時に有効な選択肢です。

ただし、クレジットカードによっては分割払いができない場合もあります。また、3回払い以上は手数料や利用料が発生することも覚えておきましょう。

自動車税をクレジットカードで支払う際の注意点

クレジットカードでの自動車税納付は便利でメリットも多い一方、いくつか気をつけておきたい点もあります。手数料や証明書の発行タイミングなど、あらかじめ確認しておきましょう。

システム手数料がかかる

クレジットカードで自動車税を納付する際には、決済金額とは別に「システム利用料(決済手数料)」が発生します。たとえば東京都の場合、1万円まで37円(税別)、以降1万円ごとに75円(税別)が加算される仕組みです。手数料は自治体や決済サイトによって異なり、ポイントやマイルの還元率より高くなることもあるため注意が必要です。

カードの還元率が1%だとしても、納税額が少ない場合には手数料がそれを上回るケースもあるため、実際にどのくらいおトクになるのかをシミュレーションしてから利用するのがおすすめです。

納付期限後はクレジット決済ができない

クレジットカードでの納税は便利ですが、納付期限を過ぎると利用できなくなる場合があるため、早めの手続きが大切です。納税通知書に記載されている期限を確認し、余裕を持ってオンライン手続きを済ませるようにしましょう。

もし期限を過ぎてしまった場合は、金融機関やコンビニなどで現金納付する必要があります。

支払い後の取り消しはできない

一度クレジットカードで納税手続きを完了すると、取り消しはできません。支払先の自治体側にもすぐに反映されるわけではないため、金額の入力間違いや、納付書の内容違いには特に注意が必要です。

入力前には納付番号や確認番号をしっかり確認し、手続き画面でも内容に間違いがないかをよく見直してから確定ボタンを押しましょう。手続き完了後に修正したい場合は、自治体に個別相談が必要となります。

領収書が発行されない

クレジットカードでの納税では、一般的に領収書が発行されません。手続き完了後に届く確認メールや、納付サイトの履歴画面が支払いの証明となります。紙の領収書が必要な場合には、コンビニや金融機関で現金納付する必要があります。

領収書がないと困るケース(会社への提出や保管資料など)がある方は、あらかじめ支払い方法を検討しておくと安心です。

納税証明書が必要な場合は申請が必要

自動車税をクレジットカードで納付した場合、一般的には自ら手続きをしないと都道府県から納税証明書が発行されない点にも注意が必要です。自動車税事務所や都道府県の税事務所の窓口で交付申請をしますが、自治体によって手数料が異なるので事前に確認しておきましょう。

なお、車検などで納税証明書の提出が必要な場合は、納付後に都税事務所・自動車税事務所等の窓口などで別途申請を行う必要があります。車検が近い方や、すぐに証明書が必要な予定がある方は、金融機関やコンビニなど、即日対応できる納付手段を選ぶほうが確実です。

コンビニではクレジットカード払いができない

クレジットカードによる納税は、基本的にインターネット経由で行うものであり、コンビニのレジでは利用できません。多くのコンビニでは自動車税の支払いに対応していますが、支払い方法は現金のみというケースがほとんどです。

クレジットカードで納付する場合は、必ず自宅などで「地方税お支払サイト」を利用したオンライン決済を行う必要があります。

自動車税もクレジットカードでおトクに支払おう

自動車税のクレジットカード納付は、時間や場所にとらわれず手軽に手続きできる、便利な支払い方法です。ポイントやマイルをためながら納税できるのも、うれしいメリットのひとつ。納付期限や手数料などに注意しながら、ライフスタイルに合った方法で、スマートに納税してみませんか?

航空券や旅行費用をマイルでおトクにするなら、JALカードでの納税がおすすめ。毎年の支払いを、ちょっとうれしい特典につなげてみましょう。