韓国旅行で使えるクレジットカードは?現金とどっちがおトク?
韓国旅行の支払い方法で悩んでいませんか?実は、韓国は驚くほどのクレジットカード社会で、多くのお店でカード払いが可能です。 この記事では、韓国で使えるクレジットカードをご紹介しつつ、現金払いとどちらがおトクかを徹底比較! 手数料を抑えるコツや注意点も解説します。スマートな支払い術をマスターして、おトクで快適な韓国旅行を楽しみましょう。
目次
韓国はキャッシュレス先進国!
韓国は世界でもトップクラスのキャッシュレス先進国です。2022年時点で、韓国のキャッシュレス決済比率は99.0%(※)と高く、キャッシュレスが主流となっています。
政府が脱税防止といった目的で普及を後押ししたことに加え、ポイントなどのおトクさから国民に広く浸透していることも理由。カフェやコンビニでの少額決済でも、当たり前のようにクレジットカードが使われています。
※「キャッシュレス・ロードマップ2024」一般社団法人キャッシュレス推進協議会
韓国でクレジットカードが使える場所
結論からいうと、韓国では旅行者が訪れるほとんどの場所でクレジットカードが利用できます。「現金しか使えないかも?」と心配するより、「現金が必要な場面はどこだろう?」と考える方が早いほどです。
韓国では法律により、年商2,400万ウォン(約240万円)以上の店舗にクレジットカードの取り扱いが義務付けられています。そのためほとんどの場合、以下のような場所ではクレジットカードが使えます。
■ ショッピング
- ・デパート、免税店
- ・大型スーパー、コンビニ
- ・ドラッグストア
- ・ファッションビル、ブティック
- ・コスメショップ など
■ 飲食店
- ・レストラン
- ・カフェ、ベーカリー
- ・ファストフード、チェーン店 など全般
■ 交通・宿泊
- ・ホテル、ゲストハウス
- ・タクシー など
韓国でクレジットカードが使えない場所
先述したように、ほとんどの場所でクレジットカードが使えますが、現在でもクレジットカードが使えず現金払いが必要なのが、屋台や伝統市場の小規模な露店です。観光客の多い広蔵市場などで食べ歩きを楽しむなら現金が必須です。
また、旅行者が見落としがちなのが「T-money」など交通カードへのチャージ。カードの購入はクレジットカードでできますが、券売機でのチャージは現金のみです。
完全キャッシュレスで旅行をしたい人には、「WOWPASS(ワウパス)」がおすすめ。プリペイドカード型の決済ツールで、T-money(交通系ICカード)と、ウォンでの支払いができる機能がひとつになっており、移動も買い物もこれ1枚でOKです。カードとは別にWOWPASSアプリを利用すれば、WOWPASS残高へのチャージはクレジットカードから可能です。そこからさらにT-moneyにチャージができるため、キャッシュレス派の方はアプリでのチャージを検討してください。
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韓国でのクレジットカード利用のメリット
現金払いにはない多くのメリットがあるため、韓国旅行ではクレジットカードの活用が断然おすすめです。ここでは具体的なメリットを5つご紹介します。
支払いがスムーズ
キャッシュレス大国の韓国では、カード払いが日常の風景。慣れないウォン硬貨や紙幣での支払いに手間取ることもなく、クレジットカードでスピーディーに会計が完了します。
デパートや免税店での高額な買い物も、多額の現金を持ち歩く必要がなく安心。サインや暗証番号入力だけでスマートに支払いができます。
ポイントやマイルが貯まる
韓国でのショッピングや食事が、次の旅行につながる絶好のチャンスになることも。現金払いでは得られないポイントやマイルが貯まるのは、クレジットカードならではの大きな魅力です。
例えばJALカードなら、日常生活の支払いなどで貯めたマイルを特典航空券に交換できます。
JAL国内線特典航空券は片道4,500マイル(往復9,000マイル)から、JAL国際線特典航空券は片道7,500マイル(往復15,000マイル)から交換可能。韓国旅行で貯めたマイルで、次の旅行へ!といった楽しみ方ができます。
使った分が確認しやすい
旅行中、何にいくら使ったかわからなくなってしまった…という経験はありませんか? クレジットカードなら、スマートフォンのアプリやウェブサイトの利用明細で、いつでもどこでも支出を確認できます。
日本円での請求額も確認しやすく、旅行後の家計管理や振り返りが手軽にできます。
海外旅行保険が付帯されているカードがある
クレジットカードのメリットは、支払い時だけではありません。多くのカードには、海外旅行中の万が一の病気やケガ、携行品の盗難などを補償してくれる海外旅行保険が付帯しています。
たとえばJALカードの場合、カードの種類に応じて旅行保険が付帯されています。傷害死亡、疾病治療費用、携行品損害などがカバーされております。付帯内容の詳細は以下をご確認ください。
※カードの種類により補償内容・金額は異なります。ご出発前に必ずご自身のカードの適用条件をご確認ください。
空港ラウンジが利用できる
フライト前の待ち時間を、混雑したゲート前ではなく、静かで快適なラウンジで過ごせるのも大きなメリットです。ソフトドリンクや軽食を楽しみながら、ゆったりと出発を待つことができます。
JALカードの場合、以下のカード会員の方は提携カード会社の空港ラウンジを利用できます。
〈対象カード一例〉
「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」「プラチナPro」「JALダイナースカード」「JAL アメリカン・エキスプレス®・カード」など
また、対象のカード会員の方は、世界各国の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で登録可能。金浦国際空港では「KAL Lounge」などが利用でき、旅の質を一層高めてくれます。
韓国でのクレジットカード利用の注意点
便利なカード払いですが、手数料や支払い通貨の選択など、知らずに使うと損をしてしまうことも。安心して韓国旅行を楽しむために、事前にいくつか注意点を確認しておきましょう。
海外手数料がかかる
海外でクレジットカードを利用すると、国際ブランドが定める基準レートに、カード会社所定の「海外事務手数料」が上乗せされて請求されます。
手数料はカード会社によって異なるので、ご利用のカード会社の公式Webサイトなどで確認してください。
現地通貨で精算した方がおトクな場合がある
会計時、店員から「日本円(JPY)と韓国ウォン(KRW)、どちらで支払いますか?」と聞かれることがあります。これは「ダイナミック・カレンシー・コンバージョン(DCC決済)」によるもの。
慣れている日本円での支払いは安心感があり、明確な換算レートで決済できるのが魅力ですが、多くのケースではコストが高くなるといわれています。そのため、韓国ウォンを選択するほうがおすすめです。
不正利用が疑われる場合がある
日本でしか使われていなかったカードが、突然韓国で利用されると、カード会社のセキュリティシステムが「不正利用の可能性あり」と判断し、カードの利用を一時的に停止してしまうことがあります。
万が一に備え、出発前にカード会社のサイトや電話で、海外(韓国)へ渡航する期間を届けておくとより安心です。また、決済ができなかった場合に備え、VisaやMastercardなど異なる国際ブランドのカードを複数枚持っていくことを強くおすすめします。
分割払いは基本的にできない
海外でのカード利用は、原則として「1回払い」のみ。高額な買い物をする際は注意しましょう。
クレジットカードによっては、帰国後にリボ払いや分割払いに変更できるサービスもありますが、別途手数料がかかります。
韓国で使えるクレジットカードは?
韓国旅行でどのクレジットカードを持っていけば良いか迷っている方に、韓国で使えるクレジットカードをご紹介します。
国際ブランド
VisaやMastercardやJCB、American Expressといった「国際ブランド」のマークが付いているクレジットカードであれば、韓国のデパートや免税店、飲食店、コンビニなど、旅行者が訪れるほとんどのお店で利用できます。
特にVisaとMastercardは加盟店数が多く、より広い範囲をカバーできるので、どちらか1枚は持っていくと安心です。
韓国国内で使えるキャッシュレス決済
クレジットカードは、T-moneyやWOWPASS、釜山を中心に普及しているEZLカードなど、韓国国内で使えるプリペイド式のキャッシュレス決済と組み合わせることで、さらに便利になります。
こうしたカードは、専用アプリを使えば現金いらずでクレジットカードから直接チャージが可能です。
韓国でのクレジットカードの使用方法
韓国でのカード払いはとても簡単。日本の使い方とほとんど同じなので、初めての海外旅行でも心配不要です。基本的な流れを以下でご紹介します。
〈基本的な支払いの流れ〉
- 1.レジでカードを提示する
お会計の際に、財布からクレジットカードを出して店員に見せましょう。これだけで「カードで支払いたい」という意思は十分に伝わります。
もし一言添えるなら、「カドゥロヨ(カードで)」と言ってみましょう。 - 2.店員がカードを処理する
店員がカードを受け取り、決済端末に挿入またはスワイプして処理します。 - 3.サインをする
金額が記載されたレシート、もしくは電子サインパッドを渡されるので、カード裏面と同じサインをすれば支払いは完了です。韓国でも少額の支払いの場合、サインが不要なこともあり、よりスピーディーに会計が終わります。
韓国ではクレジットカードと現金どっちがいい?
結論として、韓国旅行ではカード払いをメインに、少額の現金を補助で持つのがベストです。韓国はキャッシュレス社会で、ほとんどの場所でカードが使え、支払いがスムーズ。為替レートも、手数料を考慮しても現金の両替よりおトクな場合が多く、紛失・盗難時の安全性も現金より圧倒的に高いでしょう。
予算管理のために決まった額を両替する方もいますが、現金が足りなくなったり、逆に余って再両替で損をしたりする可能性も。
カードを基本とし、屋台や市場など現金が必要な場面のために1万〜3万円程度のウォンを持っておくのが、最もスマートで安心な方法です。
韓国旅行にはJALカードが便利!
韓国旅行をもっとおトクに、賢く楽しむなら、クレジットカードがおすすめ。航空券の購入から現地のショッピングまでJALカードを上手に活用すれば、旅をしながら次の旅行につながるマイルが貯まるのが嬉しいポイントです。
ぜひこの1枚を準備して、韓国旅行を楽しんでください。