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JALカードの上手な選び方~年会費や搭乗回数、マイルの貯め方などから選ぼう~

クレジットカード

最終更新:2025.05.01

JALカードは、基本となるカードだけでも「普通カード」「CLUB-Aカード」「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」「プラチナ Pro」の5種類があり、それぞれに特徴があります。どれを選べばいいか迷ってしまうこともあるかもしれません。
そこで今回は、JALカードにはどんな種類があって、あなたは実際どう選べば良いのかなどについてご紹介します。

1.JALカードのラインナップはこちら!

JALカードは、JALのマイルが貯めやすい&使いやすいクレジットカードです。

まず、JALカードを選ぶ前のその他の選択肢として、JALマイレージバンクカード(JMBカード)があります。こちらでもJALのマイルが貯められますが、クレジット機能は付いていません。
マイルを効率良く貯めて使いたい、フライトだけでなく普段の買い物や公共料金の支払いでもマイルを貯めたい、という方にはJALカードがおすすめです。

そしてそのJALカードは、大きく5つの種類に分かれています。まずはそのラインナップをご紹介しましょう。

カードの種類 特徴
普通カード

基本的な機能とサービスを提供するスタンダードなカード。入会後1年間の年会費が無料(*1)です。
CLUB-Aカード

普通カードよりも搭乗時の獲得マイル数がアップ。付帯保険も充実しているカードです。
CLUB-Aゴールド
カード

ショッピングマイルが2倍貯まる「ショッピングマイル・プレミアム」に年会費無料で自動入会となるカードです。空港ラウンジサービス(*2)やJALビジネスクラス・チェックインなどゴールドカードならではの特典が付いてきます。
プラチナ

世界の空港ラウンジや、コンシェルジュサービスなど、充実したサービスを利用できます。
プラチナ Pro

JALカードにおける最上位ステイタスカードです。ボーナスマイルやサクララウンジeクーポンなど、プラチナよりもさらに充実したサービスを受けることができます。
  • *1 提携ブランドを問わず、退会後1年以内に再入会された方、既にJALカード会員の方、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは対象となりません。
  • *2 航空会社のラウンジ(サクララウンジなど)とは異なります。

2.年会費の違いをまずはチェック!

まず多くの方が気にされるのは、カードにかかる年会費ではないでしょうか。年会費はカードによって異なり、2,200円(普通カード)から77,000円(プラチナ Pro)までの幅があります。同じ種類のカードでも、提携ブランドによって異なるケースもあります。

本会員の年会費(税込)を一覧にして見てみましょう。

普通カード CLUB-Aカード CLUB-Aゴールドカード プラチナ プラチナ Pro
2,200円
※入会後1年間年会費無料
(JAL アメリカン・エキスプレス®・カード:6,600円)
11,000円 17,600円
(JALカードSuica、JAL アメリカン・エキスプレス®・カード: 20,900円)
(JALダイナースカード:30,800円)
34,100円 77,000円

普通カードの年会費が一番低く、入会後1年間は無料*です。しかし、年会費が安い方が単純におトクであるというわけではありません。ステイタスの高いカードを使った方が搭乗で貯まるマイルが多かったり、特典が充実していたりします。

そのため、年会費と得られるメリットとを天秤にかけて選ぶことになります。未来のことははっきりわからなくとも、これまでの経験から年間の搭乗回数や買い物での支払額などのおおよそは算出できるでしょう。そこから自分に合ったカードを導き出すのが基本になります。

カードによって搭乗で貯まるマイルがどのくらい違ってくるかは、次で解説します。

  • * 提携ブランドを問わず、退会後1年以内に再入会された方、既にJALカード会員の方、JAL アメリカン・エキスプレス®・カードは対象となりません。

3.搭乗回数によるJALカードの選び方

年会費も踏まえつつどのカードを選ぶかは、まず想定される搭乗回数から考えるのがわかりやすいです。搭乗で貯まるマイルが、普通カードとそれ以外のカード(CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナ、プラチナ Pro)とで内容が大きく異なるからです。

ボーナスの種類としては、入会後初めての搭乗時にプレゼントされる「入会搭乗ボーナス」、入会搭乗ボーナス獲得年の翌年以降、毎年最初のご搭乗時にプレゼントされる「毎年初回搭乗ボーナス」、「ご搭乗ごとのボーナス」の3つがあります。

普通カードとそれ以外のカードでどれだけ違うか見てみましょう。

  普通カード ・CLUB-Aカード
・CLUB-Aゴールドカード
・プラチナ
・プラチナ Pro
入会搭乗
ボーナス
1,000マイル 5,000マイル
毎年初回搭乗
ボーナス
1,000マイル 2,000マイル
ご搭乗ごとの
ボーナス
フライトマイル*の10%プラス フライトマイル*の25%プラス
  • * フライトマイル=区間マイル×利用運賃のマイル積算率となります。

飛行機による旅行、出張などの予定が1回でもあるなら「入会搭乗ボーナス」は必ずもらえることになります。その後も年に1回以上搭乗することで、「毎年初回搭乗ボーナス」がもらえます。

入会搭乗ボーナスにおける普通カード1,000マイルとCLUB-Aカード以上の5,000マイルとの差(=4,000マイル)を比べると、毎年初回搭乗ボーナスの差は小さく見えるかもしれません。しかし毎年初回搭乗ボーナスは、その名の通り毎年受け取れます。5年同じカードを使えば、普通カードとCLUB-Aカード以上との差は入会搭乗ボーナスと同じ4,000マイルにもなります。

さらに「ご搭乗ごとのボーナス」が積算されます。例えば往復で6,000マイルが貯まるフライトを年に3回行った場合のご搭乗ごとのボーナスは

  • 普通カードの場合:600マイル(6,000マイルの10%)×3回=1,800マイル
  • CLUB-Aカード、CLUB-Aゴールドカード、プラチナ、プラチナ Proの場合:1,500マイル(6,000マイルの25%)×3回=4,500マイル

となり、2,700マイルの違いがあります。

年間搭乗回数3回の場合のマイル数が実際どう違ってくるか比べてみます。
※フライトマイルは1回当たり往復6,000マイルを想定

  • 横にスクロールしてください。
  最初の1年間で比較 5年間で比較
普通カード ・CLUB-Aカード
・CLUB-Aゴールドカード
・プラチナ
・プラチナ Pro
普通カード ・CLUB-Aカード
・CLUB-Aゴールドカード
・プラチナ
・プラチナ Pro
入会搭乗ボーナス(*1) 1,000マイル 5,000マイル 1,000マイル 5,000マイル
毎年初回搭乗ボーナス(*2)
(入会搭乗ボーナス獲得年の翌年以降、1,000マイル)

(入会搭乗ボーナス獲得年の翌年以降、2,000マイル)
4,000マイル 8,000マイル
ご搭乗ごとのボーナス 1,800マイル 4,500マイル 9,000マイル 22,500マイル
合計 2,800マイル 9,500マイル 14,000マイル 35,500マイル
マイルの差 6,700マイル 21,500マイル
  • *1 カード入会後、初めての搭乗時にプレゼント。獲得できるのは1回のみ。
  • *2 「入会搭乗ボーナス」獲得年の翌年以降、毎年最初の搭乗時にプレゼント。

全体を合計すると、こんなに差が出てきます。この差は搭乗回数が多くなるごとに開いていきます。逆に搭乗回数が年1回程度など少ないと差は小さくなりますから、年会費分のおトク感は得られないと判断し普通カードを選ぶという選択肢が出てきます。

また、搭乗回数が高い方はボーナスマイル以外にも、

  • CLUB-A ゴールドカード、プラチナ、プラチナ Proなら提携カード会社の空港ラウンジサービス(航空会社のラウンジとは異なります)が受けられる
  • プラチナ、プラチナ Proなら、140以上の国や地域、500以上の都市で1,000以上のラウンジをご用意しているプライオリティ・パスが利用できる
  • ステイタスが高いカードになるほど、カード付帯保険の内容が充実する

といった点に注目してみるのがおすすめです。特にビジネスの関係で搭乗回数がとても多い方は、プラチナやプラチナ Proも視野に入れると良いかもしれません。

4.マイルの貯め方の違いによるJALカードの選び方

JALカードを使うと、フライト以外にショッピングでもマイルを貯めることができます。
フライト中心でマイルを貯める場合と、ショッピング中心でマイルを貯める場合で、カード選びの基準はどう変わってくるでしょう。

フライト中心でマイルを貯める場合

マイルの貯まり方は、前述のように普通カードとCLUB-Aカード以上で大きく差が出てきます。海外に年1回でも行かれる方は、付帯保険も普通カードより充実していますし、CLUB-Aカード以上の選択がおすすめと言えるでしょう。普段から飛行機をよく利用される方は、特典やサービスも多くなってくるCLUB-Aゴールドカード以上をおすすめします。

ショッピング中心でマイルを貯める場合

ショッピングで貯める場合、「ショッピングマイル・プレミアム」に入会するかどうかで大きな差が出てきます。

  • 200円=1マイル(通常のショッピングマイルの積算率)
  • 100円=1マイル(ショッピングマイル・プレミアムの積算率)

となっており、2倍違ってきます。このショッピングマイル・プレミアムは、普通カードとCLUB-Aカードだとカード年会費に4,950円(税込)をプラスすれば入会でき、CLUB-Aゴールドカードとプラチナ、プラチナ Proだと自動入会(ショッピングマイル・プレミアムの年会費が無料)となります。
マイルを特典に交換している人の8割が、このショッピングマイル・プレミアムに入会しています。特にショッピング中心でマイルを貯めたいという方は、ぜひ入会を検討してください。
また、カードの種類に関係なく、JALカード特約店を利用すれば、通常の倍(200円=2マイル)のマイルが貯まります。ショッピングマイル・プレミアムとも併用でき、その場合は通常の4倍のマイルが貯まることになるのです。

5.対象者別におすすめのJALカード

対象者によって、おトクであったり便利であったりするJALカードもあります。対象となる方は、まずこれらのカードを優先的に検討してみると良いでしょう。

学生におすすめのJALカード

18歳以上30歳未満の学生の方(高校生を除く)には、「JALカード navi」がおすすめです。
在学期間中は年会費無料で、入会特典として2,000マイルがもらえるほか、「使ってマイルボーナス」「語学検定ボーナスマイル」といった、学生限定のボーナスマイルがもらえます。
通常200円=1マイルのショッピングマイルが100円=1マイルとなる、マイルの有効期限は在学中無期限、特典航空券が最大6割引で交換可能など、おトクな要素がいっぱいです。卒業後は、普通カードに自動切替となりますが、JALカードを継続すると卒業のお祝いとして2,000マイルもらえるので、学生の内にこのカードを手に入れておくメリットは大きいです。

「JALカード navi」の詳細はこちら 

20代におすすめのJALカード

20代のビジネスマンにおすすめなのは「JAL CLUB EST」。ワンランク上の特典が満載のカードです。
例えば、毎年2,500マイルがもらえる、サクララウンジを年間5回利用できる、マイルの有効期限延長、搭乗ボーナスマイルやFLY ON ポイントの優遇などの特典があります。
JAL CLUB ESTは、カード年会費にプラスで以下のようにJAL CLUB EST年会費がかかります。

  • 普通カード/CLUB-Aカード:5,500円
  • CLUB-Aゴールドカード/プラチナ:2,200円

年会費がプラスで5,500円はちょっと厳しい…と思われるかもしれませんが、ショッピングでのマイルが2倍になるショッピングマイル・プレミアムの年会費4,950円も込みでの年会費なのがポイント。
なお、JAL CLUB ESTの会員期限は本会員が30歳をむかえた後の最初のカード有効期限月末日までとなっています。

「JAL CLUB EST」の詳細はこちら 

法人におすすめのJALカード

法人としてビジネスシーンで利用するなら、ぜひ「法人カード」をお選びください。使用者1名につきカードを1枚発行する形となり、発行するカードは普通カード、CLUB-Aカードのどちらかが選べます。
支払い用の口座に会社名義の法人口座が指定でき、従業員の立替払いなども省けることで、経理事務もスムーズになるでしょう。特に出張が多い企業などは、フライトマイルと搭乗時のボーナスマイルでマイルがどんどん貯められます(フライトマイルはカード使用者ごとに積算されます。カード使用者間のマイル共有や、合算・譲渡はできません)。

「法人カード」の詳細はこちら 

6.提携ブランドによるJALカードの選び方

特定の店やサービスをよく利用される方は、提携ブランドから選ぶのもおすすめです。
国際ブランド(JCB、Mastercard、Visaカード、ダイナースカード、アメリカン・エキスプレス®・カード)からの選択はもちろん、以下のように大きな特徴のある提携ブランドにも注目してみてください。

提携ブランド別の
JALカード
特徴
JALカードSuica
カードの詳細
貯まったマイルをSuica特典に交換(※)することも可能なカード。オートチャージにも対応しています。ビューカード・Suicaのサービスも利用したい方には特におすすめです。
※10,000マイル=10,000円相当のSuicaへの入金(チャージ)
JALカード TOKYU POINT ClubQ
カードの詳細
東急百貨店・東急ストア・東急ハンズなどのTOKYU POINT加盟店で利用すると、JALカードショッピングマイルに加えて、TOKYU POINTも貯まります。TOKYU POINTをマイルに交換したり、その逆も可能です。また、PASMOのオートチャージにも使えます。
JALカード OPクレジット
カードの詳細
小田急百貨店・Odakyu OX ストアなどの小田急ポイントサービス加盟店で利用すると、JALカードショッピングマイルに加えて、小田急ポイントも貯まります。
小田急ポイントをマイルに交換したり、その逆も可能です。また、PASMOのオートチャージにも使えます。

7.こんなケースだとどう選ぶ?

最後に、使い方や状況に特徴がある場合の選び方についてもいくつかご紹介しましょう。

数回だけ国内出張する予定がある場合

数回国内でフライトするだけ、その後はおそらくそれほど搭乗しないという場合は、回数にもよりますが、入会後1年間年会費無料でもある普通カードでまずは試してみるのはどうでしょう。
海外でなく国内数回程度であれば、貯まるマイル数もカードによって極端に違ってくることはおそらくありません。その後、使ってみた結果を確認した上で、別のカードの方がメリットはありそうだと判断したら、よりステイタスの高いカードに変更されるのも良いでしょう。

付帯保険を充実させたい場合

付帯保険は、ステイタスの高いカードになるほど手厚い補償が受けられるようになります。海外旅行に行く際には、傷害死亡5,000万円、傷害後遺障害最高5,000万円、救援者費用最高100万円、賠償責任最高2,000万円というさまざまな補償が付くCLUB-Aカード以上のJALカードをおすすめします。
CLUB-Aゴールドカードやプラチナ・プラチナ Proは、補償額が大きくなるのに加え、海外航空便遅延お見舞い金、ゴルファー保険、家族特約などが付き、さらにたくさんの安心が得られます。

※詳しくは「カード付帯保険」のページをご覧ください

すでにJALカードを持っていて、家族にも持たせたい場合

「本会員と生計を同一にする配偶者・ご両親・18歳以上(JALダイナースカード以外は高校生を除く)のお子さま」であれば、家族会員カードを作ることができます。
家族会員カードには、本会員の年会費の半額以下で同等のサービスが受けられるメリットがあります。家族分のカードの年会費を抑えて家族みんなでマイルを貯めたい方、普段の買い物も本会員の口座からの引き落としで統一したい方などは家族会員カードの作成がおすすめです。
家族それぞれが貯めたマイルを合算して特典に交換できる「JALカード家族プログラム」も組み合わせれば、特典交換の目標達成も楽になるでしょう。家族でも口座を分けたい場合はそれぞれが本会員としてカードを作るのももちろんいいですし、その場合も「JALカード家族プログラム」には登録いただけます。

「CLUB-Aカード」と「CLUB-Aゴールドカード」で迷った場合 

どちらにするか迷われるケースが多い、「CLUB-Aカード」と「CLUB-Aゴールドカード」。この2枚は、フライトによるボーナスマイルについては違いがありません。
違いがわかりやすいところだけ表にしてみましょう。

  CLUB-Aカード CLUB-Aゴールドカード
ショッピングマイル(通常) 200円=1マイル 100円=1マイル
ショッピングマイル・プレミアム(年会費4,950円/税込)入会時 100円=1マイル 100円=1マイル
※ショッピングマイル・プレミアム自動入会
(年会費無料)
海外旅行保険/
国内旅行傷害保険
最高5,000万円 最高5,000万円~
1億円
空港ラウンジサービス
(航空会社のラウンジとは異なる)

「CLUB-Aカード」と「CLUB-Aゴールドカード」とでは年会費に差が6,600円ありますが(提携ブランドにより異なる)、CLUB-Aゴールドカードは年会費が4,950円のショッピングマイル・プレミアムが年会費無料で使えるので、元々ショッピングマイル・プレミアムに加入するつもりだった場合は、差額は3,300円のみと考えることもできるでしょう。
そして付帯保険がCLUB-Aゴールドカードの方が充実しており、空港ラウンジサービスが利用できるといった違いがあります。また、提携カード会社のゴールドサービスを兼ね備えたカードになるので、提携ブランドそれぞれのゴールドサービスのメリットも比べてみるといいかもしれません。

JALカードは種類ごとにさまざまな特徴を持っています。それだけに、選ぶのはなかなか大変かもしれません。ただ、それぞれの違いについてきちんと理解できれば、選ぶ楽しみも生まれてくるはずです。もちろん、変化するライフスタイルに合わせて、利用するカードを切り替えていただくこともできます。
まずは現在想定している搭乗回数や貯め方などから、あなたに一番メリットのありそうなJALカードを見つけてみるところから始めてみてください。

・カードの一覧・詳細は「カードの種類」からご確認いただけます

初回投稿日:2021年8月6日
※2025年5月1日に一部内容を更新いたしました