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クレジットカードは本人以外の使用禁止! 使うとどうなる?

クレジットカードは、契約者本人以外の使用が禁じられています。たとえ家族であっても、貸し借りして使うことはできません。でも、もしもそのことを知らずに、あるいは知っていながら使った場合、いったいどのようなことになるのでしょうか。今回は、クレジットカードを契約者本人以外が使うとどうなるかについて解説していきます。

クレジットカードは本人以外の使用禁止

クレジットカードは、契約の申し込みをした本人以外の使用が禁じられています。このことは、クレジットカード発行の手続きをしたカード会社の規約(約款という場合もあります)に、はっきりと記されています。クレジットカード会社により多少の文言の違いはありますが、参考としてJALカードの記載例を挙げてみましょう。

まず、第7条2項に次のように書かれています。

『カードは、カード表面に記載された会員本人以外は利用できません。』(JALカード会員規約(個人用)より)

さらに、3項には次のように記載されています。

『カードの所有権は、両社に属します。会員は、カードの利用・管理を善良なる管理者の注意をもって行うものとします。会員は、理由の如何を問わず、カードを他人に貸与・譲渡・質入・寄託してはならず、また、カードを他人に利用させ、もしくは占有させてはなりません。』(JALカード会員規約(個人用)より)

カードの所有権は、発行した会社側にあり申し込んだ人にあるわけではないこと、管理には注意を払い、貸与や譲渡などはできないことが明記されています。
カードに関する規約は、内容も文字も細かいので、ついつい目を通さずにすませてしまいがちですが、この機会に一通り目を通し確認してみてください。

クレジットカードを契約者の本人以外が使うとどうなる?

カード規約に「契約した本人以外は利用できない」「貸与してはならない」と書かれていることはわかりました。では、もしも契約者本人以外がカードを使った場合は、どうなるのでしょうか。

例えば、カードを盗まれて不正利用されるという被害にあった場合など、カード利用に関するトラブルが発覚した場合は、相応の補償を受けることができます。しかし、家族や同居している人に利用された場合は補償を受けられない可能性が高いといえます。理由としては、本人の身近な人の利用を補償の対象にすると、本人が故意に貸与や譲渡をして利用させた場合なども補償をしなければならなくなるためです。

そもそも、意図的に貸与して本人以外がカードの利用をした場合は、明らかに規約違反となります。このことが発覚すると、クレジットカードの利用ができなくなるだけでなく、強制退会となる可能性もあります。強制退会になると、信用情報機関にその事実が記録されるため、新たにクレジットカードを作ることができなくなってしまうことも。さらには、不正利用をカード会社に訴えられ、裁判となる可能性があることも否定できません。

クレジットカードは、カード会社と契約者の信頼関係に基づいて発行されるものです。そのことを自覚し、貸し借りはしないことが大原則であると肝に銘じておきましょう。

家族のクレジットカードを使用するのもダメ?

家族でなら貸し借りしてもいいのではないかと思ってしまうかもしれませんが、ここまでお伝えしてきたように、原則として本人以外の使用は認められていません。つまり、家族であっても自分の名義ではないクレジットカードでは、買い物などの支払いに利用できないということです。

家族カードを活用しよう!

家計の収支をひとまとめにしておきたいから、家族で共通のクレジットカードが使えると便利だと考える人もいらっしゃるかもしれません。そういったケースでおすすめの方法が、家族カードの活用です。

家族カードというのは、契約者の家族が持つことのできるクレジットカードです。具体的には、契約者と家計を共有する両親、配偶者、18歳以上の子どもが対象となります。家族カードの買い物で発生した利用代金は契約者の金融機関口座から引き落とされるため、家計の管理が一括してできることはもちろん、家族のカード利用状況が把握できる点もメリットだといえます。

また、クレジットカード会社にもよりますが、一般的に家族カードは年会費が割安なのに、受けられるサービスが契約者と同等であるなど、とてもおトクで使い勝手がいいカードだといえるでしょう。

お伝えしてきたように、クレジットカードは契約した本人以外には、たとえ家族であっても使うことができません。それでも「やはり家族も使いたい」という場合は、家族カードを作って活用しましょう!
詳しいことは「家族カードはメリットがいっぱい! 賢い活用法や注意点も解説」に書いていますので、ぜひ読んでみてくださいね。