JALはどこに行けばいい? 羽田空港のターミナルの違い
さまざまな航空会社の飛行機が発着する羽田空港。鉄道の駅では「番線」表示で行き先をわかりやすくしていますが、羽田空港の場合は、航空会社や行き先によってターミナルを3つに分けています。広大な羽田空港で、間違いなく目的のターミナルに到着できるよう、その違いを把握しておきましょう。この記事では3つのターミナルの違いについて説明します。
羽田空港のターミナルは3つ
冒頭でもお伝えしたように、羽田空港には3つのターミナルがあります。「第1ターミナル」「第2ターミナル」「第3ターミナル」です。搭乗する航空機が国内線か国際線か、さらにどの航空会社の飛行機かによって、利用するターミナルが異なります。
参考までに、3つのターミナルはどれも羽田空港内に位置しますが、厳密に言うと少しだけ住所が違うのです。利用する交通機関によってはアクセスする際の最寄り駅も異なりますし、ターミナル間の移動にも多少の時間がかかることを念頭に置いておいてください。
羽田空港の3つのターミナルの違い
では、3つのターミナルにはどのような違いがあるのでしょうか。最寄駅も含めて解説します。なお、いずれのターミナルも、おもなアクセス方法は2つ。横浜駅や品川駅を経由する 京急線を利用する方法と、浜松町駅を始発とする 東京モノレールを利用する方法です。
第1ターミナル
第1ターミナルから発着する航空会社は、JAL(日本航空)、JTA(日本トランスオーシャン航空)、SKY(スカイマークエアラインズ)、SFJ(スターフライヤー)となっています。
アクセス方法は、京急線を利用する場合は「羽田空港第1・第2ターミナル」で下車、東京モノレールを利用する場合は「羽田空港第1ターミナル」で下車してください。
第2ターミナル
第2ターミナルから発着する航空会社は、ANA(全日本空輸)、ADO(エア・ドゥ)、SNJ(ソラシド エア)です。
アクセス方法は、京急線を利用する場合は「羽田空港第1・第2ターミナル」で下車、東京モノレールを利用する場合は「羽田空港第2ターミナル」で下車してください。
第3ターミナル
第3ターミナルは、以前は「国際線ターミナル」と呼ばれていたターミナルで、2020年3月から第2ターミナルの一部を国際線対応することに伴い、名称が変更となりました。航空会社がどこであるかを問わず、国際線の発着便はこのターミナルを利用することになります。
アクセス方法は、京急線を利用する場合も東京モノレールを利用する場合も、「羽田空港第3ターミナル」で下車してください。
JALは羽田空港の第1ターミナル
お伝えしたように羽田空港には3つのターミナルがありますが、JALの国内線が発着するのはどのターミナルかというと、第1ターミナルになります。
第1ターミナルの到着ロビーは1階、出発ロビーは2階です。さらに出発ロビーは、目的地や利用航空会社よって北ウイングと南ウイングに分かれています。搭乗手続きをする出発カウンターも北ウイングと南ウイングに分かれて設置されているので、この点はご注意ください。
ちなみに、JALで北海道、東北、北陸、東海、近畿方面に向かう便とスカイマーク(SKY)は正面右手の北ウイング、JALで中国、四国、九州、沖縄方面に向かう便と日本トランスオーシャン(JTA)、スターフライヤー(SFJ)は、正面左手の南ウイングとなります。手持ちのチケットで必ず確認をしましょう。
ターミナル間の移動はどうすればいい?
最後に、ターミナル間の移動はどのようにすればいいのかについてお伝えしておきます。出発に際して違うターミナルに行ってしまうこともあるでしょうし、国内線と国際線の乗り継ぎをするために移動しなければならないこともあるでしょう。そのようなときも、移動方法を知っていればスムーズに対処することができます。
第1ターミナルと第2ターミナル間の移動
第1ターミナルと第2ターミナルは、距離にして約400m、歩いても5分程度です。京急線の「羽田空港第1・第2ターミナル」駅を経由する地下通路を利用するのがわかりやすく、動く歩道も整備されているので楽でもあります。
また、両ターミナルを結ぶ無料の連絡バスも運行しているので、そちらを利用しての移動も可能です。
国内線(第1・第2ターミナル)と第3ターミナル間の移動
第1ターミナルと第2ターミナルは隣接していますが、第3ターミナルは少し離れたところにあり、第1ターミナルとの距離でいうと3kmほど。歩くには少々時間がかかるので、移動には無料連絡バスを利用するのが便利です。約5分で移動することができます。
もしくは、京急線か東京モノレールを利用するという方法もあります。こちらの移動時間は約3分。なお、国内線と国際線を乗り継ぎする場合は、パスポートや航空券の確認ができれば、無料の乗継乗車票がもらえるので、運賃はかかりません。
羽田空港には、3つのターミナルがあり、搭乗する航空会社によって利用するターミナルが違います。航空チケットを確認し、間違えないように目的のターミナルに向かいましょう。もしも違うターミナルに行ってしまった場合は、ご紹介した方法で移動してください。時間に余裕を持っておくと、万が一のトラブルにも安心です。