ハワイ旅行の費用相場はいくら?相場や格安時期、内訳もあわせて解説
常夏の楽園、ハワイ。オアフ島のワイキキビーチやダイヤモンドヘッド、ノースショアの絶景に加え、ハワイ島の火山やマウイのリゾートなど島めぐりも魅力です。日本からホノルルへは直行便で約7〜8時間、時差はおおむね19時間。
この記事では、ハワイ旅行の費用相場を旅行日数・人数別に、航空券やホテル、食事、アクティビティ、お土産など細かく解説。あわせて、価格が高騰しやすい時期と安い時期、おすすめの旅程の組み方もわかりやすくご紹介します。
- ※本記事では1ドル=147円(2025年9月時点)で換算しています
- ※価格は税込表記です
目次
【旅行日数別】ハワイ旅行に必要な費用はいくら?
ハワイ旅行の費用は、日数だけでなく出発時期、滞在先、旅の目的で大きく変わります。航空券とホテルに加え、リゾートフィー(ホテルの宿泊料金とは別にかかる施設利用料)や駐車場代、チップも総額に影響。さらに、いくつかの島を巡るアイランドホッピングをする場合は、島間の航空券代やレンタカー代が上乗せされ、予算が大きく異なってくるでしょう。
週末に弾丸で行く「2泊4日」、定番の「3泊5日」「4泊6日」、ゆとりのある「7泊9日」の4パターンで、航空券・宿泊・食事などの目安を日数別にシミュレーション。以下に、滞在日数別の費用の目安と内訳をまとめました。
滞在日数別の総額は、上記の表が目安。費用の多くを占めるのは航空券代で、毎年12月に開催されるホノルルマラソン期間を含む年末年始やGW、夏休みは高騰する傾向にあります。安い時期を狙うならGW明けや7月初旬、10月中旬~12月初旬の平日出発がおすすめです。
次に占めるのが宿泊費。ワイキキのオーシャンフロントや新しい大型リゾートは高額になりやすく、施設使用料としてリゾートフィーも加算されます。総額を抑えるなら、ワイキキ中心から少し離れたホテルやシティビュー・朝食なしプランを候補にしましょう。
上記の合計金額を細かく分けた内訳は以下を参考にしてください。
※1:航空券代は繁忙期ではない平日出発を想定、税金込み
※2:航空券代は燃油サーチャージや税金込み
※3:ワイキキ(ホノルル)の一般的なホテルを想定
※4:スポットやアクティビティによって大きく異なる
(※)2025年8月時点
2泊4日の予算
2泊4日のハワイは、週末+1日休みでも行けるショートリゾート。日本との時差は19時間(日本のほうが進んでいる)なので、夜発の飛行機を利用し、同日朝にホノルル着で到着日の午前から行動できます。
ワイキキ散策やアラモアナショッピングセンターでの買い物、サンセット観賞など、ポイントを絞れば効率良くハワイを満喫できます。反面、島内周遊やノースショアまでの遠出はやや慌ただしいため、アクティビティは1~2つ程度に絞るのがおすすめです。
※宿泊費は2人で利用する場合で1人分を試算
2泊4日のハワイ旅行にかかる費用は、1人あたり約205,000円〜360,000円前後が目安。
最も大きな割合を占めるのは航空券代で、JALのエコノミークラスの直行便を利用する場合は、最安値でも11万円程度が相場です。宿泊費は1泊あたり15,000円〜30,000円を想定。たとえば、ワイキキの中心部から4~5km離れたホテルなら、クイーンベッドが1台ついた部屋で1人あたり15,000円ほど。ビーチへのアクセスも良く、アクティビティにも困りません。
時期によってはさらに高額になることもありますが、リーズナブルなコンドミニアムやホステルを選ぶことで費用を抑えることが可能です。ただし、価格だけでなく立地や周辺の治安、レビューなども考慮して選ぶようにしましょう。
3泊5日の予算
3泊5日のハワイ旅行は、週末を利用して少し長めに滞在したいと考える方に適した日程。4日間の弾丸旅行では慌ただしくなりがちな日程も、プラス1日あれば、定番のワイキキ観光に加えて、オアフ島の自然を満喫する余裕も生まれます。
たとえば、ダイヤモンドヘッドのハイキングやノースショアのドライブ、名物のプレートランチ巡りなど、ハワイの魅力を存分に味わえます。
費用の目安はおよそ240,000円〜420,000円前後。滞在日が増える分、食事や移動、アクティビティにかかる費用は上乗せされますが、その分現地での体験はより濃い思い出になるはずです。
※宿泊費は2人で利用する場合で1人分を試算
なお、ハワイの他の島々(ハワイ島やマウイ島、カウアイ島など)への訪問を検討している場合は、6日以上の滞在期間があると、移動の負担が少なく、ゆとりのある旅行を計画できます。
4泊6日の予算
4泊6日のハワイ旅行は、ハワイをじっくりと堪能したい方に最適な日程。日数に余裕があるため、オアフ島内でもワイキキ周辺だけでなく、カイルアやノースショアなど、レンタカーを借りて各地のビーチ巡りも十分に楽しめます。
また、人気のオプショナルツアーやディナーショー、スパなどの体験も、スケジュールに組み込みやすいでしょう。
費用の目安はおよそ275,000円~480,000円前後。滞在期間が長くなるため、現地での食費や観光費もそれに応じて増えますが、より充実したハワイの旅が実現します。
※宿泊費は2人で利用する場合で1人分を試算
4泊6日は、ハワイのリピーターや、ゆったりとしたペースで観光、ショッピング、ビーチでの時間を楽しみたい方に特におすすめのプラン。もし、オアフ島に加えて他の島へのアイランドホッピングを計画している場合でも、この日数があれば無理なく旅程を組むことが可能です。
1週間(7泊9日)の予算
1週間のハワイ旅行は、ハワイの魅力を余すことなく満喫できる贅沢な日程。オアフ島内の主要な観光スポットやショッピングはもちろん、他の離島を訪れることも十分に可能です。
オアフ島で数日過ごした後に、大自然が広がるハワイ島やのんびりとした雰囲気が魅力のカウアイ島を巡るなど、自分だけのオリジナルプランを組み立てることができます。新婚旅行や家族旅行など、特別な旅行にうってつけです。
費用の目安はおよそ375,000円~650,000円前後。滞在が長期にわたるため、宿泊費や現地での費用は高くなりますが、その分、ハワイの多様な側面をじっくりと体験できるでしょう。
※宿泊費は2人で利用する場合で1人分を試算
1週間は、ハワイ全体を深く探求したい方や複数の島を巡る旅に憧れている方、そして何よりも時間に縛られず心ゆくまでバカンスを楽しみたい方に最適なプランです。
旅行の費用の内訳は?
ここからは、ハワイ旅行に必要な費用を項目ごとにご紹介します。旅先で焦ることのないよう、あらかじめ目安を確認しておきましょう。
航空券代
ハワイ旅行の費用の中でも、航空券代は特に大きな部分を占めます。たとえば、JALのエコノミークラスを利用する場合、東京〜ハワイ間は往復で110,000円前後が一般的な価格帯です。ただし、渡航する時期や予約のタイミングによって、料金は変動します。
旅費を抑えたいなら、ピークシーズンを避けることが大切です。特にGWや年末年始、お盆といった時期は、料金が大幅に上がる傾向にあります。そのため、GW明けやお正月明けなどの比較的旅行者が少ない時期を狙う、または早割などを利用しておトクにチケットを確保することが節約のポイントです。
また、航空会社を選ぶ際には、LCC(格安航空会社)も選択肢のひとつです。JALグループのLCC「ZIPAIR(ジップエア)」なら往復70,000円ほどで行けることもあり、航空券代を抑えたい方には魅力的な選択肢です。
ホテル代
ハワイでの宿泊費は、ホテルのグレードや立地によって大きく異なります。たとえば、定番のワイキキ周辺でもエコノミーホテルやビーチからやや遠いホテルを利用すれば、1泊あたり10,000円前後で宿泊することも可能です。家族や2人での旅行で、観光やアクティビティをメインに費用を節約したい方におすすめです。
一方、ラグジュアリーホテルになると、1泊30,000円から50,000円程度が目安。ワイキキのオーシャンフロントに位置するホテルやマウイ島・ハワイ島といったリゾートエリアのホテルに多く、プライベートビーチや豪華なプール、質の高いレストランなど、充実したサービスが魅力です。
なお、ハワイでは多くのホテルに宿泊施設料である「リゾートフィー」が加算されます。一般的には1日20~30ドル前後ですが、ホテルによっては35ドル以上になることもあるため、事前に確認しておきましょう。
交通費
ハワイでの現地交通費は、主にオアフ島内の移動をどうするかで費用が大きく変わります。ワイキキやホノルル市内の移動には、公共交通機関の「TheBus(ザ・バス)」が非常に便利です。片道運賃は2.75ドル(約400円)、1日乗り放題のパスは7.5ドル(約1,100円)と手頃な価格で、主要な観光スポットやショッピングモールを巡るのに適しています。
より自由な移動を求めるなら、レンタカーがおすすめ。1日あたりの費用は、車種やレンタル会社によって異なりますが、約10,000円〜20,000円が目安です。
また、「Uber」などの配車アプリも普及しており、タクシーの代わりとして利用されています。料金は移動距離や時間帯によって変動しますが、アプリで事前に料金が確認できるため、安心して利用できます。
項目 | ザ・バス(TheBus) | レンタカー | Uberなどの配車アプリ |
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費用相場 | 1日パス 7.5ドル(約1,100円) | 約10,000円〜20,000円/1日 | 距離・時間帯による |
こんな人におすすめ |
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通信費
ハワイ旅行において、スマホは旅の必需品。最近では、SIMカードの物理的な差し替えが不要なeSIMが人気を集めており、出発前に設定を済ませておけば、ハワイに到着した瞬間からインターネットに接続できる手軽さが魅力です。
一方で、スマホがeSIMに対応していない場合や、家族や友人と複数台の端末を接続したい場合は、モバイルWi-Fiルーターのレンタルも選択肢のひとつ。空港で手軽に借りられ、1日あたり800~1,000円程度が相場です。
食費
ハワイは日本に比べて食費が高めな傾向がありますが、食事の場所や種類を選べば、費用を抑えることが可能です。ローカルのスーパーマーケットやコンビニエンスストアを利用すると、比較的安く食料を調達できるほか、フードコートやプレートランチ店では、ボリュームたっぷりの食事を10~15ドル(約1,500〜2,200円)程度で楽しむこともできます。
一方で、レストランでの食事は、1食あたり20ドル(約3,000円)以上が目安。また、ハワイではチップの文化があるため、飲食代の15~20%を上乗せして支払う必要があることも、頭に入れておきましょう。
観光費
ハワイには、自然の絶景から歴史的な名所まで、多様な観光スポットが存在します。
また、ホノルルではさまざまなアクティビティが楽しめます。たとえば、ハナウマ湾でのシュノーケリングやノースショアでのサーフィンレッスンなど、ハワイの魅力を体感できるツアーが満載。人気の高いシュノーケリングの相場はおよそ120ドル(約18,000円)程度です。
以下に、ハワイの主要な観光スポットと、その料金の目安をまとめました。
スポット名 | 入場料(目安) |
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ダイヤモンドヘッド | 大人5ドル〜(約740円〜)/駐車場は別途10ドル(約1,470円) |
ハナウマ湾自然保護区 | 25ドル(約3,680円)/駐車場は別途3ドル(約440円) |
ポリネシア・カルチャー・センター | 94.95ドル〜(約14,000円〜)※選択するプランによって異なる |
ホノルル美術館 | 大人25ドル(約3,680円)、子ども(18歳以下)は無料 |
イオラニ宮殿 | 6ドル〜(約880円〜)※選択するプランによって異なる |
※スポットの情報は公式Webサイトなどでご確認ください。
海外旅行保険
ハワイは医療費が高額になる傾向があるため、病気やケガなどのトラブルに巻き込まれた際の自己負担を考えると、保険は心強い味方といえます。保険料は1日あたり2,000円~が目安。
一方で、お持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合もあります。カードの種類によっては、自動的に補償が適用されるものや、旅行代金をそのカードで支払うことで補償が有効になるものなど、条件はさまざまです。
そのため、出発前に、お持ちのクレジットカードの付帯保険の有無や補償内容、適用条件を必ず確認しておきましょう。旅のトラブルを未然に防ぎ、安心して楽しむための重要な準備といえます。
JALカードには、付帯保険がついているので旅行の時も安心です。
JALカードに付帯している海外旅行保険については、以下よりご確認ください。
カード付帯保険
ESTA申請費
ハワイを含むアメリカへ渡航する際は、ESTA(電子渡航認証システム)の申請が必須です。ESTAは、ビザなしでの90日以内の観光や商用目的でアメリカに滞在する渡航者を対象としたシステム。一度認証されれば、有効期間は2年間です。
申請は、米国国土安全保障省の公式サイトから行うのが最も安全で確実です。申請費用は2025年9月30日以降は40ドル(約5,900円)で、クレジットカードで支払えます。
※旧申請費は21ドル(約3,100円)
なお、公式サイトを装った代行サイトも存在し、高額な手数料を請求されるケースが報告されています。余計な出費を避けるためにも、必ず米国国土安全保障省の公式サイトや公式アプリから申請するようにしましょう。申請は出発の72時間前までに行うことが推奨されています。
旅費を安く抑える方法は?
ハワイ旅行の費用は高くなりがちですが、いくつかの工夫をすることで、旅費を賢く抑えることが可能です。
時期を選ぶ
旅費、特に航空券やホテルの料金は、渡航時期によって大きく変動します。年末年始や日本の大型連休、春休みといったハイシーズンは、料金が最も高くなる時期です。旅程に柔軟性がある場合は、こうしたハイシーズンを避け、連休明けのオフシーズンを狙うのが最も効果的な節約術です。
ホテルを選ぶ
宿泊費を抑えることも重要なポイントです。ホテルだけでなく、アパートメントタイプなどの宿泊施設も選択肢に入れると良いでしょう。なかでもキッチンが付いているコンドミニアムは、自炊ができるため、外食にかかる費用を大幅に削減できます。
ワイキキの中心部から少し離れたエリアや、ホノルル市内でも観光客が少ないエリアのホテルを選ぶことで、宿泊費を抑えることも可能です。
飛行機を選ぶ
航空券代は旅費の大部分を占めますが、予約するタイミングや航空会社によって料金が大きく変わります。
早めに予約をする「早期割引」を活用する、航空会社のセール時期を狙う、LCC(格安航空会社)を利用するなどで安く抑えられる可能性があります。
スマホの通信のデータ容量を小さくする
現地での通信費も、工夫次第で節約できます。Wi-FiルーターやSIMカードのプランを選ぶ際に、データ容量を必要最低限にする、または現地の無料Wi-Fiスポットを積極的に利用することで、通信費を抑えることにつながるでしょう。
食事をスーパーで購入する
ハワイの外食はチップも加わり高価になりがちです。食費を抑えたい場合は、現地のスーパーマーケットを活用するのがおすすめです。デリ(惣菜)コーナーでは、量り売りのお惣菜や、できたての温かい料理が手軽に購入できます。
また、サンドイッチやサラダ、フルーツなどを買って、ビーチや公園でピクニック気分を味わいながら食事を楽しむのも良いでしょう。
ハワイの物価は? 現金はいくら必要?
ハワイでは、クレジットカード決済の普及が進んでおり、ほとんどの場所でクレジットカードやデビットカードが利用できます。ホテル、レストラン、スーパーマーケット、ショッピングモールはもちろん、個人商店や小規模なカフェでもカード払いが可能な場合がほとんどです。
ただし、チップの支払い、フードトラックでの食事、ファーマーズマーケットなど、現金が必要になる場面もゼロではありません。
そのため、多額の現金を持ち歩く必要はありませんが、1人あたり1日50ドル(約7,400円)程度を目安に用意しておくと安心です。
ハワイ旅行の支払いにはJALカードが安心・便利!
JALカードは、ハワイ旅行をより快適にするための多くのメリットを備えています。旅先での日々の支払いに加え、カードの種類によっては海外旅行傷害保険が自動付帯しており、万が一のトラブルにも安心して備えることができます。
また、ハワイでのショッピングや食事、現地での移動など、カードで支払った金額に応じてマイルが貯まるのも大きな魅力です。カード決済の普及率が高いハワイでは、多額の現金を持ち歩く必要もなく、両替の手間も省けます。
安全で便利、そしておトクなハワイ旅行を実現するためにも、出発前にJALカードの入会を検討してみてはいかがでしょうか。