韓国旅行の費用はいくらかかる? 2泊3日、3泊4日など日数別の予算を解説
日本から最も近く行きやすい国、韓国。2024年には1カ月間に平均約26.9万人(※)が入国するほど、多くの日本人が訪れる国です。そんな韓国へ旅行する際の費用の目安や、韓国旅行の費用を安く抑えるコツをご紹介します。滞在日数別に比較してみてください。
- ※1:出入国在留管理庁「出入国管理統計」参考(2025年3月更新)
- ※本記事では1ウォン=0.1円で換算しています
- ※価格は税込表記です
目次
【旅行日数別】韓国旅行に必要な費用はいくら?
まずは、1人あたりの韓国旅行の費用を以下の表にまとめました。航空券代や宿泊費によって大きく変わりますが、以下は、エコノミークラスの飛行機を利用し、1泊1万円(2名1室)のホテルに宿泊する場合の目安です。
上記の合計金額を細かく分けた内訳は以下です。
- ※飛行機はエコノミークラスで宿泊は1万円程度のホテルに泊まる場合
- ※航空券代、宿泊費は3カ月後の平日出発を想定して確認
- ※航空券代は燃油サーチャージや税金込み
旅行のプランや飛行機の種類、座席のランク、繁忙期や閑散期などで金額は変動しますが、上記が相場といえるでしょう。
ここからは、2泊3日と3泊4日の場合の費用を細かく見ていきます。
韓国旅行2泊3日の費用
上記は、ソウルでのショッピングをメインとした、2泊3日の韓国旅行をした際の費用例です。上記の金額は、ショッピング代を除いています。
飛行機はJALのエコノミークラスの場合、片道25,000円~で予約できます。ホテルは1泊10,000円台のホテル(※)に宿泊。航空券代と宿泊費で全体の約75%を占めています。
交通費は空港とソウルの往復がメインで、観光費もかかりません。
通信費はeSIMの無制限プランを3日間契約し、約3,000円。食事は一般的な価格のローカルな韓国グルメを満喫して3日間で1人あたり約10,000円。合計で81,800円となりました。
- (※)1泊2名で10,000円のホテルに宿泊する想定で算出
韓国旅行3泊4日の予算
続いては主要な観光地やグルメを楽しむ、3泊4日の韓国旅行をした際の費用例です。
航空券代は2泊3日の場合と変わりません。宿泊費、交通費、通信費、食費、観光費、海外旅行保険は1泊増えた分、少しずつ上がり、約97,000円かかる試算となりました。
3泊4日でも、航空券代と宿泊費で70%以上を占めるため、航空券代と宿泊費の割合が大きくなります。
韓国旅行の費用の内訳は?
先ほど費用例で紹介した、韓国旅行に必要な費用の内訳について、詳しく解説します。航空券代や宿泊費などは選び方で金額も変わってくるので、参考にしてみてください。
航空券代
東京(羽田空港、成田空港)からソウル(仁川国際空港、金浦空港)の場合は、JALのエコノミークラスで片道25,000~35,000円、ZIPAIRやLCC(格安航空会社)を利用する場合は片道15,000~20,000円ほどが目安です。(※)
ソウル旅行の場合、市街地に行くには金浦空港のほうが近くて便利です。ただし、LCCは就航していない場合が多いので、必然的に航空券代は高くなります。
また、航空券代は、予約から出発日までの日数や繁忙期、出発時刻などの条件でも変動します。
- ※別途燃油特別付加運賃や航空保険特別料金などが発生します
宿泊費
ホテルの選択肢もさまざまですが、一般的なホテル、外資系などのラグジュアリーホテル、ゲストハウスに分けることができます。一般的なホテルは1泊5,000~30,000円、ラグジュアリーホテルが30,000円~、ゲストハウスは2,000~5,000円ほどです。
飛行機と同じように、週末や繁忙期等の事情で価格が変動し、繁華街へのアクセスが良かったりコスパが良かったりする人気のホテルは、早く満室になってしまいます。
交通費
韓国旅行中の交通手段は電車、バス、タクシーが中心です。ソウルに行く場合は、まず空港からソウル市内への交通費が発生します。
例えば、仁川国際空港からソウルに行く場合は電車が早く、A'REXという直通列車を利用すると13,000ウォン(約1,300円)。各駅停車は第2ターミナル発が5,050ウォン(約505円)、第1ターミナル発は4,450ウォン(約445円)です。
各駅停車はA'REXの半額以下で乗れますが、A'REXのほうが10分以上早くソウルに到着し、指定席で確実に座れます。安さで選ぶなら各駅停車、快適さで選ぶならA'REXです。
なお、金浦空港からソウルに行く場合は、A'REXを利用すると1,700ウォン(約170円)、22分とすぐにアクセスができます。ただし、金浦空港にはA'REXの直通列車は停車しないので、各駅停車を利用してください。
空港からソウル市街地にバスやタクシーでの移動も可能ですが、渋滞に巻き込まれる可能性もあります。費用も割高で仁川国際空港から明洞(ミョンドン)まではバスで17,000ウォン(約1,700円)。タクシーは50,000ウォン〜(約5,000円〜)が目安です。
なお、地下鉄の場合、10kmまでは1,500ウォン(約150円)と料金は日本より安めです。
また、交通費の支払いは現地の交通系ICカードがあると便利です。現金払いよりも値引きされ、仁川国際空港からソウルまでの各駅停車は交通系ICのほうが100ウォン安くなります。
交通系ICには複数の種類がありますがWOWPASSがおすすめ。カードの発行から交通費の支払い、プリペイドカードでの買い物、両替とすべての機能を備え、クレジットカードでチャージ可能なため、ウォン現金不要でキャッシュレスに旅ができます。仁川国際空港、金浦空港でも発行ができるので、到着してすぐに手続きをするとスムーズです。
通信費
韓国でのスマホの通信手段はeSIM、SIMカード、レンタルWi-Fi、通信事業者の海外データローミングなどがあります。
近年、最も手軽に使えるのはeSIMです。これはデジタル版のSIMカードで、現地の回線情報をQRコードで書き込みます。データ通信量が決まっているプランと無制限プランがあり、1GB100円、無制限なら1日1,000円ほどで契約可能。レンタルWi-Fiは、受け取りと返却の手間がかかりますが、複数人でレンタルすればおトクになり、データ容量無制限で1日500円~です。
また、普段使っている通信サービスの中には、追加料金や事前準備なしで韓国でもデータ通信可能なものもあります。
食費
韓国旅行の食費は旅行プランで大きく変わります。屋台に行けば、1食5,000ウォン(約500円)ほどでトッポギなどの韓国グルメを食べることができ、韓国屋台の雰囲気も楽しめます。サムギョプサルもソウル市内の専門店だと10,000~20,000ウォン(1,000~2,000円)ほど。スイーツならホットクが数千ウォン(数百円)です。飲食店の価格は全体的に日本よりも安いことが多いです。
観光費
観光費も旅行プランで変わります。ショッピングがメインなら観光費はほとんどかからないでしょう。入館料がかかる観光名所も、以下のように安価なところが多め。博物館や美術館の中には、入場料無料で見学できるスポットもあるので事前にチェックしてみてください。
スポット | 費用 |
---|---|
宗廟 | 大人1,000ウォン(約100円) |
景福宮 | 大人:3,000ウォン(約300円) |
国立民俗博物館(景福宮内) | 無料 |
Nソウルタワー | 大人:21,000ウォン(約2,100円) |
ロッテワールド | 大人1dayチケット:62,000ウォン(6,200円) |
海外旅行保険
海外旅行保険に加入する場合、2泊3日で約800円、3泊4日で約1,000円かかりますが、JALカードには海外旅行保険が付帯しております。詳細は以下をご確認ください。
韓国旅行の費用を安く抑える方法は?
韓国旅行の費用は航空券代や宿泊費の割合が大きく、この2つの費用を抑えれば、安く韓国旅行を満喫できます。
費用を抑えるポイントを4つ紹介します。
安い時期を選ぶ
旅行の時期や日程に融通が利くなら、安い時期を狙って韓国に行きましょう。
ゴールデンウィークや夏休み、年末年始などのハイシーズンは航空券代、宿泊費ともに高騰します。
一方で夏休み終わりの9~10月、月間平均気温が氷点下近くになる1〜2月は安くなる傾向があります。ただし、9~10月の秋夕(チュソク)、1~2月の旧正月は閉まっているお店も多いので避けるのがベターです。
また、週末は割高になるため、火曜日、水曜日の出発など平日がおすすめです。
おトクな航空券を探す
航空券が安い日を狙いましょう。旅行比較サイトを使えば、おトクな航空券を見つけやすいでしょう。
また、 JALの国際線セールなど、航空会社が定期的に実施しているセールでも航空券を安く購入できます。例えばZIPAIRでは、2024年11月に片道5,250円~という格安のセールを実施していました。
SNSなどで事前に告知されるので、安く韓国旅行するなら情報を見逃さないようにしましょう。
ゲストハウスに泊まる
時間いっぱい観光を楽しんで宿は寝るだけでOK!という人なら、ゲストハウスを利用して宿泊費を抑えましょう。宿泊費をホテルの半額以下に抑えることも可能です。
反対に豪華なホテルに泊まり、ホテルの時間も満喫したいなら、グループで旅行する際に贅沢するのもおすすめです。大人数で1部屋に宿泊すれば、1人あたりの費用を抑え、一般的なホテルと変わらない費用で泊まれることもあります。
ホテルやゲストハウスを探す際は比較サイトや旅行サイトを活用して自分の旅のスタイルにあったホテル選びをしてください。
スマホのデータ通信量を最小限にする
韓国は多くの飲食店やホテル、公共施設などでフリーWi-Fiが設置されています。そのため、eSIMは無制限プランではなく、1GB100円程度の通信量が決まったプランを申し込み、できるだけフリーWi-Fiを使用すれば、1日1,000円近く節約できます。
容量無制限でデータ通信をしたい場合は、グループで1つのWi-Fiをレンタルして使い、1人あたりの通信費を抑えるといった方法もあります。
韓国の物価はどのくらい?現金はいくらあれば足りる?
韓国の飲食店やショップ、交通費などの物価は日本よりも低めです。
食費であれば、1食10,000ウォン(約1,000円)ほどで食事できるレストランが多く、カフェも1杯5,000ウォン(約500円)ほどです。
レートは日々変動しており、2025年3月時点では1ウォン=0.1円ほど。2024年7月は1ウォン=0.12円でしたが、ウォン安が進み、昨年よりも韓国旅行がしやすいレートになっています。
また、韓国はキャッシュレス大国で、韓国滞在中に現金を使うのは市場での買い物や屋台での食事ぐらいという人もいます。そのため、現金は1万〜10万ウォンほど持っていれば十分です。
ウォンに両替する際、空港はレートが高いので、市内で両替するほうがおすすめです。
韓国旅行に行くならJALカードが便利
韓国旅行は、航空券代と宿泊費が費用の大半を占めます。費用を抑えたい場合、閑散期に旅行する、ゲストハウスに宿泊するなどの工夫をしましょう。
また、クレジットカード払いが多くなるので、韓国旅行用のカードが1枚あると便利です。
JALや同じoneworld系列の大韓航空の利用、agodaやエクスペディアなどの提携予約サイトからのホテル予約でマイルがたまります。
安く旅行するなら、効率的なポイ活も大切。日々の支払いでJALカードを使ってマイルをためると、特典航空券でおトクに韓国に行けます。さらに、「ショッピングマイル・プレミアム」に入会すると、日常でのカードの利用分はもちろん、毎月の定期的なお支払いでもショッピングマイルが2倍たまります。詳しくは以下をチェックしてください。