ロサンゼルス旅行の費用相場はいくら?予算や物価を徹底解説
日本から直行便で約10時間。「ディズニーランド・リゾート」やハリウッドといった定番観光地に加え、ロサンゼルスドジャースの本拠地ということでMLB観戦を目的に訪れる人も増えているアメリカ・ロサンゼルス。この記事では、ロサンゼルス旅行にかかる費用や物価の目安を旅行日数ごとに詳しく解説します。
- ※本記事では1ドル=143円(2025年5月1日時点)で換算しています
- ※価格は税込表記です
目次
【旅行日数別】ロサンゼルス旅行に必要な費用はいくら?
ロサンゼルス旅行の費用は、滞在日数はもちろん、旅行の時期や滞在スタイルによっても大きく変わります。この記事では、少ない日数で行ける3泊5日と、ゆっくりと滞在できる5泊7日の2パターンでシミュレーション。
特に航空券代やホテル料金はシーズンによって変動し、現地での移動手段や観光プランによっても予算は変わります。観光を重視するのか、スポーツ観戦やテーマパークをメインにするのかなど、旅の目的を明確にすることで、自分にあった予算感が見えてきます。
以下に、滞在日数別の費用の目安と内訳をまとめました。ロサンゼルス旅行の計画に、ぜひお役立てください。
3泊5日の場合、1人あたり約380,000円〜が目安。5泊7日となると、ゆとりある日程と引き換えに予算は500,000円以上になることもあります。
上記の合計金額を細かく分けた内訳は以下です。
ロサンゼルス旅行費用の内訳(1人あたり)
- ※航空券代は東京発着、3カ月後の平日出発を想定
- ※航空券代は燃油サーチャージや税金込み
費用に大きく影響するのが航空券と宿泊費。特に繁忙期の航空券や、ビバリーヒルズやサンタモニカ周辺のホテルは高額になる傾向があり、料金の比較や早めの予約がカギとなります。
その他、交通費や食費、通信費など、滞在中にかかる費用も忘れずに見積もっておきたい項目。アメリカ渡航に必要なESTA申請(約3,000円)や、万が一に備えた海外旅行保険(1,000〜2,000円程度)も事前に確認しておきましょう。
3泊5日の予算
3泊5日のロサンゼルス旅行は、比較的短期間で渡航できるスケジュールとして人気のプラン。ドジャー・スタジアムでのMLB観戦やディズニーランドなど、目的がはっきりしている方には十分満足できる日程です。週末に有給休暇を組み合わせて行けるため、忙しい社会人にもおすすめです。
ただし、ロサンゼルスにはドジャー・スタジアムやハリウッドサイン、ウォーク・オブ・フェイム、ビバリーヒルズなど、見どころが点在しており、広範囲を効率よく回るにはややタイトな印象も。観光やショッピングをのんびり楽しみたい方、いくつかのエリアを回りたい方には、次に紹介する5泊7日のプランも検討してみるとよいでしょう。
3泊5日の予算一覧
- ※宿泊費は客室を2人で利用する場合で1人分を試算
3泊5日のロサンゼルス旅行にかかる費用は、1人あたり約412,000円が目安となります。
最も費用を左右するのは航空券代。続いて大きいのが宿泊費で、たとえば、大人気スポット・カリフォルニア・ディズニーランドリゾートまで徒歩圏内にあるホテルなら、キングベッド1台が付いたお部屋で1人あたり約42,000円。
ゲストハウスやホステルにすると価格が抑えられますが、安すぎるホテルだとセキュリティが甘い可能性も考えられます。海外旅行に慣れていない方は、世界的にも有名なホテルブランドなど、できるだけ安心できるホテルを選びましょう。
5泊7日の予算
5泊7日のロサンゼルス旅行は、観光もグルメも思いきり満喫したい方におすすめのゆとりあるプランです。ハリウッドを巡ったり、流行発信地・サンタモニカでビーチやショッピングを楽しんだりと、L.A.らしい体験を詰め込むにはぴったりの日程です。
5泊7日の予算一覧
費用は1人あたり492,500円超が目安。航空券代は250,000円、宿泊費は70,000円ほどで、現地の食事やアクティビティを充実させたい場合は、食費だけでも100,000円以上を見込んでおくと安心です。
また、近年の円安の影響で、現地での買い物や食事などの物価は想像以上に高く感じることも。上記の表にはお土産代などは含んでいないので、お土産、エンタメを思いきり楽しむためには、予算は少し余裕を持たせるのがおすすめです。
ロサンゼルス旅行の費用の内訳は?
続いて、ロサンゼルス旅行に必要な費用の内訳をご紹介します。旅を安心して充実させるために、項目ごとの目安をしっかり確認しておきましょう。
航空券代
ロサンゼルスへの航空券代は、旅行費用の中でも大きな割合を占めます。JALのエコノミークラスを利用した場合、往復で240,000円程度が最安値の目安となりますが、時期や購入タイミングによって価格は大きく変動します。
費用を抑えたい方には、JALグループのLCC「ZIPAIR(ジップエア)」の利用もおすすめ。往復100,000円を切るプランも登場するなど、コスト重視の旅行者にとっては魅力的な選択肢です。
ホテル代
ロサンゼルスでは、ホテルの価格帯や立地に大きな幅があります。エコノミーホテルは1泊15,000〜30,000円程度と比較的リーズナブル。空港周辺やダウンタウンに多く、必要最低限の設備で、観光やショッピングをメインにしたい人におすすめです。
一方で、ラグジュアリーホテルは1泊30,000〜100,000円が目安。サンタモニカやビバリーヒルズなど景観の良い場所に多く、上質なサービスや設備が整っており、特別な旅にぴったりです。
交通費
ロサンゼルスは都市のスケールが大きく、観光地が広く点在しているため、移動手段の選び方が旅の快適さを左右する重要なポイントです。
レンタカーは、1日あたり約4,000円〜が目安。家族やグループでの旅行や、サンタモニカ、マリブ、グリフィス天文台など郊外エリアに足を延ばしたい人にぴったりです。ただしアメリカは右側通行で、日本とは交通ルールが異なるため、運転に慣れていない方は慎重に。
電車(メトロ)は、費用を抑えたい方におすすめ。1日乗車券は7ドル(約1,000円)とリーズナブルで、ハリウッドやダウンタウンなど限られた範囲を巡るなら十分に活用できます。ただし、夜間の利用や一部駅周辺では治安に注意が必要です。
タクシーは初乗り2.85ドル(約408円)から。アメリカではUberなどの配車アプリが一般的で、料金の目安や到着時刻が事前にわかるため、タクシーよりも使い勝手が良い場面もあります。
レンタカー | 電車 | タクシー | |
---|---|---|---|
費用相場 | 4,000円~(1日あたり) | 7ドル(約1,001円※1) | 2.85ドル〜(約408円※2) |
こんな人におすすめ |
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- ※1:1日フリーパスを購入した場合
- ※2:初乗り料金
なお、アメリカでは、チップ文化があることにも注意が必要です。タクシーやサービスの利用時には15〜20%のチップを渡すのが一般的。現地で戸惑わないよう、あらかじめ知っておくと安心です。
チップについて詳しく知りたい方は、以下の記事をご確認ください。
通信費
ロサンゼルス旅行中も、地図アプリの利用や観光情報の検索、翻訳アプリなど、スマートフォンの通信環境は旅の質を大きく左右します。
主流となってきているのは「eSIM」。物理的なSIMカードの差し替えが不要で、事前にアプリなどから設定するだけで、現地に着いた瞬間から通信が可能です。プランも柔軟で、7日間で1,000〜2,000円程度が目安。コスパも使い勝手も良い選択肢です。
Wi-Fiルーターのレンタルも根強い人気。1日あたり1,000円程度で利用でき、家族や友人とのグループ旅行にも便利です。
また、日本で契約しているスマホキャリアの「海外パケットプラン」などを利用する方法も。短期間であれば手続きが不要で手軽ですが、1日あたり1,000〜3,000円程度とやや割高になる場合もあるため、料金体系の確認は必須です。
食費
ロサンゼルスは全体的に物価が高く、外食費も日本より割高です。たとえば、日本では手軽な印象のラーメンでも、現地では1杯20〜30ドル(約2,900〜4,300円前後)といった価格帯が一般的。加えてレストランでは15〜20%のチップがかかるため、外食中心の旅では思っている以上に費用がかさみます。
そのため、1日あたり最低でも20,000円前後は食費として見込んでおくのが安心です。
観光費
ロサンゼルス観光は年々人気が高まり、それに伴って観光地の入場料も上昇傾向にあります。事前に最新の価格を確認することが重要です。
中でも注目なのが、ドジャー・スタジアムでのMLB観戦。かつては外野席が4ドル(約572円)、開幕戦でも70ドル前後(約10,010円)で購入できたと言われていましたが、2024年シーズンの開幕戦は425ドル(約60,780円)、大谷翔平選手のMVPボブルヘッドデーは180ドル(約25,740円)と、イベント開催日や対戦カードによって価格は大きく変動します。
そのため、旅行中に観戦を予定している方は、必ず事前にStubHubなどのチケット販売サイトで最新価格を確認しておくことが大切です。
ディズニーランド・リゾートなど他の人気施設も同様に、シーズンや曜日で価格が変わる“ダイナミックプライシング”が主流になってきています。旅先での思わぬ出費を防ぐためにも、観光費は余裕を持って見積もるようにしましょう。
以下に主要な観光地の費用をまとめました。
スポット | 費用 |
---|---|
カリフォルニア ディズニーランド・リゾート | 1パークチケット(1日券)103〜206ドル(約14,730〜29,460円) ※価格は訪問日によって変動します |
MLB観戦(ドジャー・スタジアム) | 110~425ドル(約15,730~60,780円) ※価格は試合日や対戦カードによって変動します |
グリフィス天文台 | 入場料無料、プラネタリウムショーは大人10ドル(約1,430円)、55歳以上・学生8ドル(約1,144円)、5~12歳6ドル(約858円)、5歳以下は無料 |
カリフォルニア・サイエンス・センター | 入場料無料(特別展示は有料)、IMAXシアター:大人13.79ドル(約2,000円)、学生12.79ドル(約1,900円)、3~12歳11.59ドル(約1,700円)、65歳以上12.79ドル(約1,900円) |
ロサンゼルスカウンティ美術館 | 入場料大人28ドル(約4,000円)、学生・高齢者24ドル(約3,500円)、子ども13ドル(約1,900円) |
海外旅行保険
ロサンゼルス旅行中のケガや病気、盗難といった万が一のトラブルに備えて、海外旅行保険への加入は非常に重要です。プランや補償内容によって異なりますが、相場としては1,000〜3,000円前後(1人・数日間)が目安とされています。
ただし、JALカードをお持ちの方は、カードの種類に応じて旅行保険が付帯されています。傷害死亡、疾病治療費用、携行品損害などがカバーされており、旅行回数や利用する航空会社にかかわらず適用される点も魅力です。
ESTA
ロサンゼルスをはじめアメリカへ渡航する際には、事前に「ESTA」と呼ばれる電子渡航認証の申請が必要です。ビザ免除プログラムの一環として導入されており、観光や短期出張などで渡航する日本人旅行者も対象となります。
ESTAは、公式サイトからオンラインで申請でき、費用は21ドル(約3,000円)。申請後、通常は72時間以内に認証されますが、トラブルを避けるためにも出発の数日前には余裕を持って済ませておくのが安心です。
申請費の支払いにはクレジットカードも使用でき、JALカードも利用可能です。アメリカ旅行をスムーズにスタートするためにも、ESTAの申請は忘れずに早めに行いましょう。
ショッピング・お土産
ロサンゼルスには、アメリカらしさ満点のアイテムから、現地限定の雑貨・グルメ・コスメまで、お土産の選択肢が豊富です。特に人気なのが、ディズニーランドやスターバックスの限定グッズ、大谷翔平選手やドジャース関連アイテムなど。気がつくと、ついカートに入れてしまう魅力が詰まっています。
「帰りの荷物は抑えめに…」と意識していても、20,000〜30,000円程度は最低限の目安と考えておくのがおすすめです。テーマパークや空港でのグッズ購入、家族や職場用のお土産を含めると、がっつり買い物を楽しむ方は100,000円前後を想定しておくと安心です。
旅費を安く抑える方法は?
前述したように、ロサンゼルス旅行は、時期やプランの組み方次第で旅費に大きな差が出ます。費用を抑えながらも快適に旅を楽しむには、航空券・ホテル・通信・食事といった項目をひとつずつ見直すのがコツ。ここでは、無理なく節約できる具体的なポイントをご紹介します。
時期を選ぶ
ロサンゼルス旅行の費用を抑えるなら、旅の時期選びがカギになります。GWや夏休み、年末年始などのハイシーズンは航空券・ホテルともに価格が高騰しやすいため、避けられるならベター。
比較的安くなるのは1〜2月や10〜11月のオフシーズン。この時期は大型連休や夏休みといった繁忙期を外れており、一般的に観光客が少なくなるため、航空券の価格も落ち着きやすくなります。気候も比較的穏やかで、観光に適した時期でもあります。
ホテルを選ぶ
ホテル代は1泊あたり10,000~15,000円が一般的な相場。ビバリーヒルズやサンタモニカなど人気エリアは高額になりがちなので、少し郊外に宿をとるだけで費用を抑えられることもあります。
また、星の数によってグレードも価格も大きく異なり、1つ星なら10,000円前後、5つ星なら1泊100,000円以上というケースも。旅行の目的や滞在スタイルにあわせて、バランスの良い宿を選ぶのがポイントです。
ホテルランク | 一泊あたりのホテル代の目安 |
---|---|
5つ星ホテル | 100,000円以上 |
4つ星ホテル | 50,000〜100,000円程度 |
3つ星ホテル | 20,000〜50,000円程度 |
2つ星ホテル | 15,000〜20,000円程度 |
1つ星ホテル | 10,000〜15,000円程度 |
なお、家族旅行の際は、広めの部屋やキッチン付きのホテルだと便利。予算を抑えるならエコノミー+レンタカー利用も良いですが、お子さま連れの場合はセキュリティ面も必ずチェックしましょう。
カップルや新婚旅行なら、ホテルでの滞在時間も楽しめるラグジュアリーホテルが記念の旅におすすめです。
飛行機を選ぶ
航空券をリーズナブルに手配したいなら、航空会社のセール情報をこまめにチェックするのが近道。価格が下がりやすい火曜〜水曜に予約を狙うのもおすすめです。出発日を1日ずらすだけで数万円変わるケースもあるので、どの日程が最も安いのか比較・検討してみましょう。
比較サイトを活用するのも有効ですが、JALをご利用の際は、安心のサービスやサポートが受けられる点も見逃せません。また、JALグループのLCC「ZIPAIR」なら、予算を抑えつつ快適なフライトを楽しむことも可能です。
家族4人での旅行や新婚旅行のように、安心感と効率を重視したいケースでは、フライトと宿泊がセットになったパッケージプランを利用するのもおすすめです。
パッケージプランでは、クーポンやトラブル時のサポートなど特典が複数ついている場合もあり、特に初めてのロサンゼルス旅行には心強い選択肢です。
スマホの通信のデータ容量を小さくする
通信費を抑えたいなら、スマートフォンのデータプランを最小限にして、フリーWi-Fiを賢く活用するのがコツです。
ロサンゼルスの空港やカフェ、ホテル、ショッピングモールなどでは、フリーWi-Fiが比較的整っており、動画視聴やSNSの使用も問題なくこなせる環境が整っています。eSIMやモバイルWi-Fiとの組み合わせも検討しながら、通信環境を無駄なく整えましょう。
食事をスーパーで購入する
外食が中心になりがちな旅行中ですが、ロサンゼルスにはトレーダー・ジョーズやホールフーズなどのスーパーも充実しており、サラダやサンドイッチ、スナック類をリーズナブルに購入できます。
レストランでは1回の食事に3,000~5,000円以上かかることもあるため、1日1食でもスーパーで調達すれば、全体の食費を大きく抑えることができます。地元ならではのグルメ探しにもぴったりです。
なお、ロサンゼルスには多国籍なグルメが集まり、フードトラックやスーパーのデリ、カジュアルなレストランなど、比較的リーズナブルに食事を楽しめる選択肢も充実しています。食費を抑えたい方は、こうしたローカルグルメを上手に取り入れるのもひとつの工夫です。
ロサンゼルスの基本情報
初めてのロサンゼルス旅行でも安心して計画を立てられるよう、渡航前に知っておきたい基本情報をまとめました。ぜひ参考にしてください。
ロサンゼルスってどんな場所?
ロサンゼルスは、アメリカ西海岸・カリフォルニア州に位置する大都市で、ハリウッドやビバリーヒルズなどエンタメの中心地としても有名です。
日本との時差はマイナス17時間(サマータイム時は16時間)で、気候は年間を通じて温暖。夏は乾燥していて過ごしやすく、冬も日中は20℃前後と比較的穏やかです。雨が少なく、晴天率が高いため、観光にもぴったりのエリアです。
物価は? 現金はどのくらい必要?
ロサンゼルスの物価は、日本と比べておよそ1.5〜2倍程度のイメージです。たとえばラーメン1杯が20〜30ドル(約2,860~4,290円)、カフェのコーヒーでも6〜8ドル(約858~1,144円)ほどかかります。2025年4月時点でのドル円レートは約150円前後で推移しており、円安の影響も大きく出ています。
支払いはクレジットカードが主流で、ほとんどの場所でカード決済が可能ですが、現金はチップや自販機、ローカルな店舗などのために100〜200ドル程度を目安に持参すると安心。両替は空港や出発前の日本国内で済ませておくのがおすすめです。
JALカードを使って快適なロサンゼルス旅を
ロサンゼルスではクレジットカードが広く浸透しており、カフェやレストラン、観光施設はもちろん、タクシーやチップの支払いにもカードが使える場面が多くあります。一方で、現金は多めに持ち歩くと両替手数料や紛失リスクもあり、かえって不便に感じることも。
また、ホテルや航空券の予約、テーマパークの入場チケット購入など、事前の手配でもカード払いは不可欠な存在です。現地でも事前準備でも、支払いをスムーズにするためには、信頼できるクレジットカードを1枚持っておくと安心です。
JALカードなら、海外旅行保険や24時間対応のサポートサービスが付帯されている他、ショッピングマイルもたまりやすく、旅をおトクにサポートしてくれます。ロサンゼルス旅行を機に、旅に強い1枚を準備してみてはいかがでしょうか。