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海外旅行の安い国は? おトクに楽しめるおすすめの旅先を紹介

円安や世界的な物価高の影響で、海外旅行を控えている方も多いのではないでしょうか。数年前と比べるとより旅費が高くなりがちですが、行き先や時期、過ごし方を工夫すれば、今でも無理なく海外旅行を楽しむことは十分可能です。

この記事では、為替や航空券価格の動向をふまえ、2025年の今だからこそ注目したい、コストパフォーマンスの高い海外旅行先をご紹介します。

海外旅行に安く行ける国

まずは、2025年の今注目したい、コストを抑えつつも満足度の高い旅ができる国をご紹介。初めての海外旅行にもぴったりな渡航先を中心にセレクトしました。

(※)航空券代の目安は2025年8月時点での価格(羽田発)となります。

韓国

日本からもっとも気軽に行ける海外旅行先のひとつが韓国。羽田空港からソウルへは約2時間半で到着します。

航空券代は時期により変動しますが、JALなら往復52,000円~が目安。JALグループのLCC「ZIPAIR(ジップエア)」を使えば最安で往復3万円台で航空券を手配できるため、費用を抑えたい方におすすめです。

現地の物価は近年上昇しているものの、屋台グルメや市場でのショッピングなど、コスパ良く楽しめる要素が豊富です。また、日本から近く、比較的人混みを避けられる都市として釜山(プサン)も人気。ソウルに比べて、物価もやや安めで、落ち着いた時間を過ごせます。

韓国はキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカード1枚でほとんどの支払いが可能です。JALカードなどを活用すれば、両替の手間もなく快適に旅行を楽しめます。

台北

台北(タイペイ)は、気軽に行ける海外旅行先として根強い人気のある都市です。羽田から台北までのフライト時間はおよそ3時間半。週末を利用した短期旅行としてもおすすめです。

航空券代は、JALなら往復で44,000円〜が目安。宿泊費も比較的リーズナブルで、一般的なホテルが1泊5,000〜10,000円前後で利用できます。

市内ではMRT(地下鉄)や路線バスが発達しており、観光地へのアクセスもスムーズ。台北市内の観光はもちろん、レトロな街並みが広がる九份(ジョウフェン/きゅうふん)、ランタン上げ体験ができる十分(シーフェン/じゅうふん)、美しい海岸線を持つ高雄(カオシュン/たかお)など、少し足を延ばせば見どころが豊富です。

夜市ではルーロー飯や胡椒餅、小籠包などのローカルフードを手頃な価格で楽しめるため、グルメ旅にも最適です。

上海

アジア有数の国際都市、上海。日本からは羽田・成田・関空などから直行便が運航され、フライト時間は約3時間半。時差もわずか1時間と、体への負担が少なく、短期旅行でも訪れやすい都市です。

ホテル代は、中心部でも1泊6,000〜12,000円ほどで一般的なホテルに宿泊できます。航空券は時期によって変動しますが、JALなら往復で55,000円~が目安です。

観光の見どころは、美しいスカイラインが魅力の浦東(プドン/ほとう)エリアと、ヨーロッパの街並みが残る外灘エリアのコントラスト。豫園(ユィーユエン/よえん)や南京東路といった歴史あるスポットも人気で、ショッピングや街歩き、食べ歩きが一度に楽しめます。

物価は全体的に日本よりやや安め。ローカルな中華料理店では、1食500〜1,000円以内で本格的な料理が楽しめることも多く、コスパの良さも魅力です。

香港

グルメやショッピング、100万ドルの夜景など、魅力がぎゅっと詰まったコンパクトな都市・香港。羽田や成田、関空からの直行便ならば約4時間半でアクセスでき、週末を使ってサクッと旅行できるのも大きな魅力です。

航空券の価格は、JALなら往復で87,000円〜が目安。繁忙期を避けたり、早めの予約や航空会社のキャンペーンを活用したりすることで、費用を抑えることも可能です。

香港は都市部であるため、ホテル代や食費などの物価は日本よりもやや高め。特に中環(セントラル/ちゅうかん)や尖沙咀(チムサーチョイ/せんさしょ)など中心エリアの宿泊施設は高額になりがちですが、地下鉄でアクセスしやすい九龍エリアに宿泊することで、コストを抑えることができます。

飲茶やローカルな屋台飯は比較的リーズナブルで、B級グルメを楽しむのも香港旅行の醍醐味。街全体がコンパクトで公共交通機関も整っており、短期間でも観光しやすいのが特徴です。

また、香港はキャッシュレス化が進んでおり、クレジットカードが使える店舗が非常に多いのも安心材料。両替の手間なく、スムーズに旅行を楽しめる点も人気の理由です。

ベトナム

飛行機で約5時間半と、東南アジアの中でも比較的アクセスしやすいベトナム。南北に長い地形のため、エリアごとに異なる魅力があり、旅のスタイルに合わせて行き先を選ぶ楽しさがあります。

ホーチミンは活気ある経済都市で、フランス統治時代の建築や市場、カフェなど街歩きが楽しいエリア。一方、北部にある首都ハノイは、情緒あふれる街並みや、少し足を延ばして楽しめる、ユネスコ世界自然遺産であるハロン湾へのツアーが人気です。

航空券代はJALで往復74,000円~が目安ですが、現地は物価が安いことで知られ、1泊5,000円以下で清潔なホテルに宿泊できることも珍しくありません。そのため、ほかの国では手が届かないようなラグジュアリーホテルにもおトクに滞在することも可能です。

現地では食費も抑えやすく、フォーやバインミーなどのローカルグルメをリーズナブルに楽しめるのも嬉しいポイント。コスパ重視の海外旅行を計画している方には、ベトナムは非常におすすめの旅先です。

マレーシア

東南アジアの中でも、近年注目されている穴場のひとつがマレーシア。航空券代はJALで往復91,000円~が目安です。

物価は日本に比べてかなり安く、外食は数百円〜1,000円前後で済むことも。首都クアラルンプールはホテルのコスパも抜群で、たとえば高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン」にも2万円台で宿泊可能な日があり、リーズナブルなのに贅沢気分を叶えられる行き先です。

また、ビーチリゾートを楽しみたい場合は、ランカウイ島やボルネオ島なども人気。自然豊かで落ち着いた雰囲気の中、スパやリゾートホテルでゆったり過ごせます。

治安も比較的安定しており、英語が通じやすいのも旅行者にとって安心ポイント。旅慣れた人はもちろん、東南アジア初心者にも適したバランスの良い旅先です。

タイ

東南アジア旅行の定番といえば、やはりタイ。タイは物価が安く、ホテルや食事、マッサージなどもコスパ抜群。屋台グルメなら1食300円程度で満喫できるので、旅行中にいろいろと食べ歩きを楽しめます。

リゾート気分を味わいたいなら、タイ南部のプーケットやクラビ、サムイ島へ足を延ばすのも良いでしょう。美しいビーチや島巡り、スパやシーフードなど、バンコクとはまた違った魅力が広がります。

航空券は時期によりますが、JALなら往復93,000円~が目安。都市間の移動も安価な国内線や長距離バスが充実しているため、複数都市を巡る旅も比較的気軽に実現できます。

安くて楽しいが揃ったタイは、女子旅、学生旅行、1人旅まで、幅広いスタイルの海外旅行にうってつけです。

フィリピン・セブ島

フィリピン・セブ島は、美しい海とリゾート感あふれる雰囲気で人気の南国スポット。日本からは直行便で約5時間とアクセスも良好。航空券代は、JALなら往復87,000円~が目安です。

物価が比較的安く、リゾート地でありながらコストを抑えて滞在できるのもセブ島の魅力。ローカルフードは1食500円前後で楽しめ、マッサージやタクシーも手頃な価格です。宿泊施設も、1泊5,000円台のホテルから、10,000円前後で宿泊できるビーチ沿いのリゾートまで幅広く選べます。

語学留学先としても知られるセブ島は、日本人旅行者も多く、初めての東南アジア旅行にもおすすめ。コスパ良く南国のリゾート気分を味わいたい人には、ぴったりの渡航先です。

インドネシア・バリ島

インドネシア・バリ島は、文化と南国の自然が融合した人気のリゾート地。美しいビーチ、ウブドの緑豊かなテガララン・ライステラス、伝統舞踊や寺院巡りなど、心身ともに癒されるような旅が楽しめます。日本からは直行便で7時間ほど、航空券代はJALで往復97,000円~が目安です。

バリ島は物価が安く、豪華な旅を比較的リーズナブルに実現できるのが魅力。たとえば、プライベートプール付きのヴィラやリゾートホテルでも、1泊10,000円前後で宿泊できる施設も多くあります。

現地グルメは屋台やローカル食堂で1食300〜500円ほどで楽しめ、ナシゴレンやミーゴレンなどのインドネシア料理は観光客にも人気。リゾート気分を味わいながら、出費を抑えたい方向けの渡航先です。

ヨーロッパも安く行ける?

「海外旅行=ヨーロッパ」と憧れを持つ人も多いはず。しかし近年は円安や燃油高騰の影響で、渡航費の高さをネックに感じる人も少なくありません。とはいえ、ヨーロッパの中でも旅費を抑えながら満喫できる国もあります。

たとえば、中欧や東欧の「チェコ」「ハンガリー」「クロアチア」などは、食費・交通費・宿泊費すべてが控えめ。美しい街並みや歴史的建造物が楽しめるうえ、観光客向けの設備も整っていて、初めてのヨーロッパ旅行でも安心です。特に学生旅行などでは人気が高く、長期休暇を使って周遊するプランにもぴったり。

また、学生向けのJALカード「JALカード navi」なら、在学期間中年会費無料で手厚い海外旅行保険が自動付帯。特典航空券の予約にも使えるマイルがたまり、コストを抑えながら安心・おトクに旅を楽しむことができます。JALカード naviの詳細は以下をご確認ください。

海外旅行の費用を安くするには?

タイミングと選び方を工夫すれば、海外旅行はもっと身近な存在に。海外旅行の費用を安くする方法をご紹介します。

時期を選ぶ

海外旅行の費用を左右する大きな要因のひとつが「出発時期」。GWや夏休み、年末年始などのハイシーズンは航空券やホテル代が高騰しやすいため、オフシーズンを狙うのが節約のコツです。

たとえば、東南アジアなら雨季にあたる5〜10月、ヨーロッパなら観光客が少ない11〜3月ごろが狙い目。気候や混雑状況を事前にチェックし、自分にとって無理のない「安く行ける時期」を見つけてみましょう。

航空券を選ぶ

旅費の中でも大きな割合を占めるのが航空券代。できるだけ安く抑えたいなら、出発の数カ月前から複数の航空会社や比較サイトを活用して相場をチェックするのがおすすめです。JALでも、スペシャルセイバー(早割)やセール時期を狙えばリーズナブルに予約できることも。

さらに飛行機を乗り継いだり、LCC(格安航空会社)を活用したりすれば、特にアジア方面は数万円台で往復できるケースもあります。荷物の預け入れや機内サービスに制限があるため、自分の旅のスタイルに合わせて選ぶことがポイントです。

ホテルを選ぶ

旅行費用を抑えるうえで、ホテル選びも重要なポイントです。中心地から少し離れた立地や、ビジネスホテル・ゲストハウスなどを選ぶことで、宿泊費をグッと安くできることがあります。

また、航空券とホテルがセットになったパッケージツアーを利用すると、個別で手配するよりも安く済むケースも多く、予約の手間も軽減できます。

たとえば「JALパック」では、JAL便の航空券と宿泊がセットになったおトクなプランが多数。信頼できる航空会社を利用しつつ、旅費を抑えたい方にとって心強い選択肢です。希望のエリアやホテルランクも選べるので、予算と快適さを両立した旅を叶えることができます。

海外旅行を安くする現地での過ごし方

最後は、海外旅行の楽しさはそのままに、賢く旅をするためのコツをご紹介します。

食費を節約

海外旅行中の外食は魅力のひとつですが、毎食レストランに通うと予想以上に費用がかさむことも。そんなときは、現地のスーパーやコンビニを活用してみましょう。サンドイッチやカットフルーツ、冷凍食品など、手軽でおいしい選択肢が豊富にあります。

また、インスタント味噌汁やパックごはんなどを日本から持参しておけば、自炊や簡単な食事で節約が可能。旅先で日本の味が恋しくなったときにも重宝します。

移動費を節約

観光地の移動では、タクシーに頼らず公共交通機関を上手に活用するのが節約のコツです。地下鉄やバスは都市によっては乗り放題パスもあり、おトクに移動できます。また、東南アジアなどでは「Grab」などの配車アプリが便利で、料金も明確なため安心して利用可能。

旅先でのちょっとした移動を効率よく、かつ安く済ませることができます。観光地が徒歩圏にまとまっている場合は、歩いて巡るのもおすすめです。

海外旅行は工夫次第で、もっとおトクに楽しめる!

円安や物価高の影響で「海外旅行はハードルが高い」と感じている方も多いかもしれません。しかし、旅先や時期、過ごし方を工夫すれば、今でも十分にコスパ良く楽しめる国はたくさんあります。

さらに、普段の生活でもJALカードを利用してマイルをためておけば、特典航空券での旅行も夢ではありません。賢く旅費を抑えて、今こそ海外への一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。