JALサクララウンジとは？ 利用条件やサービス内容を紹介

「JALサクララウンジ」をご存知ですか？　旅行や出張などで空港を利用する機会が多い方は耳にしたことがあるかもしれません。一般的な“空港のラウンジ”よりもスペシャルなサービスを体験でき、旅行者なら誰もがあこがれる夢の空間、そんなJALサクララウンジの魅力と、気になる利用条件などをご紹介します。

JALサクララウンジとは

「JALサクララウンジ」は、航空会社のJALが運営しているラウンジです。日本国内と世界各地の主要空港に設置されており、JALグループ便やワンワールド便の出発時に利用することができます。ラウンジ内は明るく開放感にあふれ、ゆったりとしたソファとテーブルが置かれた上質で洗練された空間。空港内の喧騒を忘れ、出発前のひとときを心穏やかに過ごすことができるでしょう。設置されている空港は下記のとおりです（2020年5月現在）。

国内線

新千歳空港、仙台空港、東京国際（羽田）空港、成田国際空港、小松空港、関西国際空港、大阪国際（伊丹）空港、岡山空港、広島空港、松山空港、福岡空港、鹿児島空港、那覇空港

国際線

東京国際（羽田）空港、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港、ダニエル.K.イノウエ国際空港（ホノルル）、サンフランシスコ国際空港、フランクフルト空港、スワンナプーム国際空港（バンコク）、ニノイ・アキノ国際空港（マニラ）

充実したサービス！ JALサクララウンジの魅力

JALサクララウンジをひとことで表すならば「上質・洗練」。ハイグレードな内装と充実したサービスで、利用する方にとびきり贅沢な時間を提供しています。一流ホテルのロビーを思わせる広々とした空間には、ゆったりとしたソファと上品なインテリア。ここでは窓の向こうの風景や飛行機が行き交う様子を見ながら、ソフトドリンクやアルコール類、レストランのような料理（軽食）などを楽しむことができます。

ビジネスパーソンの方には、Wi-Fi、コンセント、USB電源といった設備を揃えてあらゆるビジネスシーンをサポート。各空港の国内線・国際線ラウンジの一部にはシャワールームも完備されており、オフィスに直行する時や、リフレッシュしたい時などに便利です。また、一部空港にはお子さんが自由に遊べるキッズルームも用意。ビジネスパーソンからファミリーまで、どんな方も安心して利用できますね。

そして最大の魅力は、これらのサービスがすべて無料であること。一度体験すると誰もがリピートしたくなる空港内のオアシス、それがJALサクララウンジなのです。

JALサクララウンジの利用条件

JALサクララウンジには利用するための条件があり、誰もがその素晴らしいサービスを受けられるわけではありません。利用するには下記のいずれかの条件を満たしている必要があります。

JALステイタス会員

JALのマイレージプログラムであるJMB（JALマイレージバンク）に入会し、そのステイタス会員になれば利用できます。条件を満たしている会員ステイタスは、「JMBダイヤモンド」「JGCプレミア」「JMBサファイア」「JALグローバルクラブ」の4つ。

ワンワールド・ステイタス会員

世界的な航空連合「ワンワールド」。そこに加盟している航空会社のマイレージプログラムに入会し、そのステイタス会員になれば利用できます。条件を満たしている会員ステイタスは、「エメラルド」「サファイア」です。

ビジネスクラス・ファーストクラスの搭乗者

JALやワンワールドの会員組織に所属していなくても航空券の座席クラスによっては利用できる場合があります。国内線の利用条件は、JAL国内線ファーストクラスにて当日当該空港より出発または同クラスに当日乗り継ぎの搭乗者であること、またはJAL国際線ファーストクラス、ビジネスクラスからもしくは同クラスへ翌日午前6時までに乗り継ぎの搭乗者であること。国内線のファーストクラスは、羽田空港と新千歳空港、大阪国際（伊丹）空港、福岡空港、那覇空港を結ぶ全4路線に導入されており、各空港の出発時にサクララウンジを利用できます。

また、国内線ラウンジにはサクララウンジの他にも、一部の空港に国内線最上級ラウンジとして「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」が用意されており、ファーストクラス搭乗者を始めステイタス会員であれば利用することができます。

国際線では、ファーストクラスとビジネスクラスの搭乗者、プレミアムエコノミークラスと、「Flex Y」という割引なしの普通運賃でエコノミークラスに搭乗の場合利用可能ですが、空港ごとに入室基準が異なり、また空港によっては利用条件があるため航空会社のWebサイトなどで事前に確認をしておきましょう。

ステイタス会員やファーストクラス以外でサクララウンジを利用する方法

JALのステイタス会員になったり、ファーストクラス・ビジネスクラスに搭乗したりしなくても、JALサクララウンジを利用する方法はあります。それは、ステイタス会員の同行者となることです。JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、JALグローバルクラブに入会すると、ご本人＋同行者1人までがJALサクララウンジを利用できます。本会員のご家族やご友人と旅行をする時はチャンスかもしれません。

また、ステイタス会員の知り合いがいなくても、羽田空港の国内線にあるJALサクララウンジだけは料金3,000円（3歳未満のお子さんは無料）で利用することが可能。支払いは現金のみで、搭乗日の330日前の午前9時30分～搭乗日前日18時までに事前予約が必要です。

旅立ち前の慌ただしい時間を、くつろぎのひとときにかえてくれるJALサクララウンジ。その充実したサービスは、すべての利用者にとってかけがえのないものとなるでしょう。JALが誇る最上級のおもてなしを、あなたもぜひ体感してくださいね。