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海外でのクレジットカード利用は危ない?使い方や注意点を解説

国内・海外旅行

最終更新:2025.7.1

楽しみにしている海外旅行。現地に着いたらあれを買ってこれを食べて…と期待は膨らむ一方ですが、お金のことも考えないといけません。キャッシュレス決済が一般化した今、海外旅行先での支払い方法はクレジットカードをメインにするのが便利でおすすめ。海外でのカードのつかい方がわからない、利用は危ないのでは…と思う人に向けて、つかい方や利用時の注意点、事前に確認しておきたいポイントなどを解説します。

海外でのクレジットカードのつかい方

不慣れな海外でクレジットカードをつかうのはちょっと勇気がいるかもしれません。しかし、海外でのつかい方は日本と同じです。レジで店員にクレジットカードを見せ、端末にタッチまたは暗証番号を入力すればOK。サインが必要な場合は、レシートまたは端末の指定の場所にサインを書きましょう。

もちろん、サインを書くときはクレジットカード裏面の署名欄と同じ表記にしてください。署名欄は漢字であるにもかかわらず、「海外だから」とレシートにローマ字で名前を書いてしまうと、本人確認ができずトラブルのもとになることもあります。

また、レストランやカフェなどでチップを支払う場合、レシートの所定欄に金額を記入することで、チップを含むすべての料金をクレジットカード払いにすることができます。

海外でクレジットカードを利用するときの注意点

国内外で利用できるクレジットカードですが、海外でつかう際には以下の点に注意する必要があります。海外に行く前に確認したほうがよいポイントとあわせて解説します。

現地通貨で決済する

通常、海外でクレジットカードを利用すると「現地通貨」で決済されますが、お店によっては「現地通貨」か「日本円」を選べる場合があります。なじみのある「日本円」で決済する方が安心と思いきや、その場合は一度日本円に換算するため、手数料が発生してしまうのです。おまけに手数料はお店側が自由に設定できるので、高額になってしまう可能性もあります。海外では基本的に現地通貨での決済がおすすめです。なお、現地通貨で支払う際の換算方法は、カード会社に支払い情報が到着した日のレートで決まります。

海外キャッシングを利用できるようにしておく

海外キャッシングとは、海外にあるATMから現地の通貨を引き出せる機能です。国によってチップの支払いや屋台での食事、タクシー代の支払いなどで、現金が必要なことがあるかもしれません。必要なときに必要な分だけ引き出すことができ、空港や銀行で両替するよりも低い手数料で利用できることもあります。そのため、多額の現金を持ち歩く必要がないのはメリット。ただ、キャッシング枠がないクレジットカードや、キャッシング枠を0円に設定している場合はこの機能がつかえないので、カード会社のWebサイトなどで確認しておくとよいでしょう。

必要に応じて限度額を上げておく

旅行先ではついつい気持ちが大きくなって、食事やお土産などの出費がかさみがち。気が付けばクレジットカードの利用限度額いっぱいまでつかってしまった…ということにもなりかねません。出国前にクレジットカードの利用限度額の残りをチェックし、必要であればクレジットカード会社に連絡し、一時的に利用枠を引き上げる手続きをしておきましょう。

クレジットカードは複数枚持っていく

お店によって、持っているカードブランドがつかえないことがあるので、カードを複数持っている人は何枚か携帯するのがベターです。また、いつもと違う環境でカードをつかうと、自らの支払いでも不正利用が疑われカードが利用停止になる恐れもあるので、代用できるカードがあると安心です。そうなることを防ぐために、事前にカード会社に海外でカードを利用することを伝えたり、問い合わせ先をメモしたりすることが大切です。

支払方法を選べない

日本国内では一括払いや分割払いなどから支払方法を選べますが、海外では選ぶことはできません。日本で発行されたクレジットカードは、海外での支払い方法が初めから「一括払い」または「リボ払い」に設定されており、自動的にその方法で決済されます。一般的なクレジットカードは一括払いに設定されていますが、海外での支払い方法については、事前にコールセンターなどに問い合せをし確認しておくと良いでしょう。

不正利用に注意する

海外旅行先でクレジットカードの盗難やスキミング被害に遭い、不正利用されるケースが増えています。特にスキミングはカードそのものでなく“情報”を盗まれるため、届いた請求書を見て初めて被害に気付くことが多いようです。暗証番号は推測されにくい数字にする、入力時は手元を隠すなど、できる範囲で対策を講じましょう。

もしも不正利用をされた場合はカード会社の補償を受けられますが、そのためには第三者の不正利用による損失であることを証明する必要があります。実際の利用状況と利用額を証明できるよう、クレジットカード利用時に受け取ったレシートはすべて保管しておいてください。

海外旅行でクレジットカード利用は危ない?現金とどっちがいい?

海外旅行でクレジットカードをつかうのは危ない、極力現金で決済したいという人もいることでしょう。しかし、クレジットカードならではのメリットもあります。海外旅行でクレジットカードの利用がおすすめの理由をお伝えします。

盗難した際に補償される場合がある

海外旅行先で遭遇しやすい犯罪といえば「窃盗」。見慣れない風景に気を取られ、注意力が散漫になっている外国人観光客は、スリや置き引きの格好の的となるようです。しかも、海外旅行保険に加入していても、現金の盗難は補償の対象外。多額の現金は持ち歩くことは大変危険なため、海外旅行先ではクレジットカードの利用をメインに考えた方がよいでしょう。

クレジットカードであれば、盗難や紛失の場合も利用停止手続きをすれば被害を最小限に留められ、たとえ不正利用されても補償を受けられることがほとんど。また、海外旅行保険が付帯されるカードも多く、万が一の事故やトラブルにも安心です。

身分証相当の役割を果たしてくれる

そしてクレジットカードを利用する最大のメリットは、海外で「身分証明書」の役割を果たしてくれることでしょう。クレジットカードはカード会社の審査に通った人のみが持てるもの、つまり信頼の証です。

海外の一流ホテルではクレジットカードがあると綿密なサポートを受けられますが、現金のみで利用するとなると高額のデポジット(預り金)を取られたり、宿泊を断られたりするケースもあるほど。頼れる人や場所が少ない海外において“信用を得られる”ということは大きな安心につながります。

支払いがスムーズになる

会計の際、見慣れない外国のお金で払うよりスムーズな支払いができるのはメリット。基本的にクレジットカードを見せればカード払いの対応をしてくれるので、レジが行列のときなどにも支払いに時間がかかるといった心配もありません。

海外旅行中に万が一のことがあっても、「クレジットカードを持っているおかげで助かった」ということがあるかもしれません。もちろん、支払いが簡単なだけではなく、食事や買い物、移動などでマイルをためられるなどのメリットも。クレジットカードを活用して、おトクで賢い旅を楽しみませんか?

  • 初回投稿日:2020年6月1日
  • ※2025年7月1日に一部内容を更新いたしました