クレジットカードは何歳から作れる? 親の同意は必要?
買い物や公共料金の支払いなど、普段の生活で大変便利なクレジットカード。これから初めてのクレジットカードを作ろうと考えている方のなかには、何歳から作ることができるのか、親の同意が必要なのか気になる方も多くいるはずです。そこで今回は、クレジットカードが作れる年齢について、詳しく解説していきます。
なお、本記事は2024年2月時点の情報にもとづいて作成されています。最新の情報は、公式サイトなどにてご確認ください。
クレジットカードは何歳から作れる?
ネットショッピングやサブスクの支払いなど、さまざまなシーンでの決済に便利なクレジットカードですが、所有するためにはいくつかの条件をクリアしている必要があります。
ここでは、そのなかでも年齢の条件について詳しく見ていきましょう。
クレジットカードは18歳から保護者の同意なしで作れる
クレジットカードを持つための条件は、各クレジットカード会社によっても異なりますが、年齢条件については18歳以上というのが一般的です。
ただし18歳以上であっても、一部の例外を除き、高校生の場合は申し込み不可としている会社が多く、保護者の同意を求められることもあります。
なお、19歳以上であっても高校に在学している場合には、クレジットカードに申し込むことはできないことが多いです。
18歳以上で高校生でない場合に保護者の同意書がなくてもクレジットカードを作ることができます。
17歳以下もデビットカードやプリペイドカードなら可能
クレジットカードは18歳以上という年齢制限がありますが、17歳以下でも、クレジットカードと似たような機能を持つデビットカードやプリペイドカードを作ることはできます。
デビットカードには銀行のキャッシュカードを使うJ-Debitと、国際ブランド加盟店で利用できる国際ブランド付きのデビットカードがあります。
デビットカード決済は事前に登録した銀行口座からその場で利用金額が引き落とされるもので、口座に入金されている以上の金額は利用できません。
J-Debitは銀行の普通預金の口座とキャッシュカードがあれば、利用の申し込みなどは必要なく、店舗で決済ができます。国際ブランド付きデビットカードは別途申し込みが必要ですが、12歳以上から使えるカードもあります。
一方、プリペイドカードは事前にチャージした金額まで利用できるカードのことで、年齢制限がなく、事前の審査なども不要なため、高校生でも所有できます。
プリペイド式クレジットカードやデビットカードについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
プリペイド式クレジットカード(プリペイドカード)の特徴や使い方は?
デビットカードとは? メリット・デメリットやクレジットカードとの違いなどを詳しく解説
成人年齢引き下げによるクレジットカード申し込みへの影響とは?
従来、20歳未満におけるクレジットカードの申し込みには、親の同意が必要でした。
しかし、2022年4月の法改正によって、日本における成年年齢がこれまでの20歳から18歳に引き下げられました。この法改正が影響し、高校生を除く18歳、19歳は親の同意なしにクレジットカードを申し込むことができるようになりました。
これにより、10代でもクレジットカードに興味を持つ機会が増えたと考えられます。
18歳以上なら誰でもクレジットカードが作れる?
キャッシュレスで支払いができる、マイルやポイントが貯められるなど、クレジットカードを持つことで得られるメリットは数多くありますが、高校生を除く18歳以上であれば誰でもクレジットカードを作ることができるのかというと、そうとは限りません。
クレジットカードを持つためには、申し込み後にクレジットカード会社が設けている審査に通る必要があります。
具体的な審査の基準はカード会社ごとに異なりますが、年齢などの属性や、収入を含む信用情報も重視されるのが一般的です。
年齢は上記でも述べたとおり、高校生を除く18歳以上であること。収入は「継続的に安定した収入を得られるかどうか」ということが重視されます。
「JALカード navi」のような学生専用のカードなどもありますので、初めてクレジットカードを作る場合には、保護者と相談をしながら自分に合ったカードを選ぶのが安心でしょう。
JALカード naviについて、詳しくはこちらをご覧ください。
学生がクレジットカードを作るときのポイントや、クレジットカードを持つメリット・デメリット、注意点について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
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